トレードの再現性について

この記事は4分で読めます

 

 

こんばんは。

 

みつしろです。

レンジ相場、トレンド相場それぞれの特性に合わせた手法を
選択していくことが勝つ上で非常に非常に重要な要素です。

 

何度も口を酸っぱくして言っていますが、この特性を知るのが
環境認識になります。

 

常に頭の中で、今はトレンド相場なのか、レンジ相場なのか
考える癖をつけれるとベストですね。

さてさて、

 

今日のテーマですが、

 

「トレードの再現性」

 

について書きたいと思います。

 

ちょっと長くなるかもしれないので、2回くらいに分けて書こう
と思います。

 

まず、「トレードの再現性」ってなんだと思いますか?

 

どこで入っても利食いにもっていく?
損切りせず耐えていれば戻ってくる?
どんな相場状況でも勝ちトレードで終える?

 

どうでしょう? どういったことが思い浮かぶでしょうか?

 

僕が思う、

 

「トレードの再現性」

 

ですが、

 

「いかに毎回明確な根拠のあるトレードができるか」と、

 

ということだと思っています。

 

これは、利食いで終わる、損切りで終わるという次元の話
ではなく、

 

いかに毎回明確な理由を持ってエントリーできるか?という
意味になります。

 

エントリーする明確な根拠を自分の中で築ければ、継続
して勝ち続けることが可能になります。

 

そして勝ち続けること=「勝ちトレードが再現できている」
ということになります。

 

もちろん採用する手法に優位性があることが前提ですが。

 

じゃエントリーする根拠とはどういうものかと言いますと、

 

「今、日足ではダウントレンドだな、そしてちょうどレジスタンス
ラインまで上げどまっている。なら短い時間足でダウントレンド
が形成されたらその戻しで売って、直近の安値まで狙おう」

 

「直近のサポートラインで2回支えられている。次に同じポイント
まで落ちてきて、サポートされるようなら買いで入ろう。抜けたら
素直に損切りしよう」

 

こういった勝ちパターン戦略に基づいた根拠のことを意味します。

 

ただ単純に、

 

「けっこう上げたなー。そろそろ反転しそうだから売ろう」とか、
「ドル円80円割ったなー。これはあきらかに行きすぎだから
そろそろ買うかー」

 

という安易な考えでエントリーするのとは対極に位置します。
上記は”明確な根拠”とは呼べないと思います。

 

前者は、相場環境に基づいて戦略を決め、それに従うことが
トレードの根拠になりますが、

 

後者はただの予測、また自分のものの都合で考えているだけ
です。

 

こういった明確な”根拠”を基に毎回エントリーすることにより、
自分の勝ちトレードを何回でも再現できるようになります。

 

そしてそれが自信につながっていきます。

 

でも、FXというのは意地悪な側面を持っているんですね。

 

たぶんFXをやったことがある方なら1回はあると思うん
ですが。

 

こんな経験ないでしょうか?

 



なんとなく入ったら勝っちゃった!

 

そう・・・ これがやればやるほど負けるようになる”負のスパイラル”
の始まりになることが多いんです。

 

要はビギナーズラックですね。

 

なんとなく入って勝っちゃうと、「FXって簡単だなー」とか、「自分
はもしかしたらスーパートレーダーなんじゃないか?」っていう
錯覚に大体の方は陥ると思います。

 

マーケットからしたら、「また一人カモが増えたラッキー」という
感じでしょうか。

 

なんとなくエントリーしても、勝ち続けられる期間って確かにある
と思うんです。それは自分も経験したのでよくわかります。

 

そういう時って、適当に入っても利食えたりして、ほんとに楽しい
んですよね。

 

それで味をしめてどんどんリスクをとって、ロットを増やして・・・

 

そしてある時ものすごい負けるようになっていきます。

 

今まで勝っていたのが嘘かのように、とことん負け始めます。

 

勝っていた時のトレードを再現できなくなる訳です。

 

でもよーく考えたらこれって当たり前の話なんです。

 

その理由はというと、

 

”バンバン勝てていた時の相場環境が、たまたま
自分のトレード手法と合致していたから”

 

大体はこれですね。 すごい単純で合点がいく理由です。
でもものすごい大事なことを言っています。

 

これを別の言葉で言うと、

 

”手法は別に重要じゃない”ってことです。

 

ただこの話をしだすとちょっとややこしくなるので、また別の
機会に説明したいと思います。

 

FXを始めたばかりの方は、逆張りを非常に好んでやる
傾向にあります。

 

これは僕が務めている運用会社でもそうなので確信があります。
新人として入ってきた人は大体逆張りますね。

 

で、どういったところで逆張るかと言うと、ドーンと一方方向に値動
きが出て伸びたところですね。

 

でも、耐えてると戻ってきて利食いできちゃう訳です。

 

なんでこんなことが起きるのか? もうわかりますよね?

 

そう、その時の相場環境が”レンジ”だからです。

 

”レンジ相場”ということは、必然的に逆張りが向きます。これは
間違いないです。

 

でも、勝てている理由が、”相場環境がレンジだから”ということを
理解できていないんですね。

 

そして、レンジがある程度継続した後は、今度はトレンドがでます。

 

そこで大体の人は捕まります。

 

今まで伸びきったところで買ったり売ったりして耐えてれば戻って
きて利益になっていたのが、

 

一旦トレンド相場に入ると、戻ってこないわけです。

 

そしてとことん引かされて、さらに良くないケースではナンピンを
仕掛けて、それまで稼いだ利益を吹っ飛ばすんですね。

 

でも勝てていた時の記憶が強く強く焼き付いているのと、マーケット
の環境が”レンジ”から“トレンド”に変化したことがわからないので、
さらにとことん逆張りをしかけるわけです。

 

「こんなはずはない!おれは勝てるようになったんだ!」

 

もうこうなると、資金をすべて失って再起不能になるのが落ちです。

 

ある時期たまたま勝てていたとしても、その勝ちトレードを再現でき
なければ、いずれ資金を失って退場になります。

 

次回の記事「トレードの再現性について②」にて、まだエントリーの
根拠を明確にもたず、再現性のないトレードをやっていた時の自分の
ことを書きたいと思います。

 

そしてどうやってそこから脱却したか。どうやって再現性のある
トレードができるようになったか。

 

実はものすごい単純なことなんですが、それは②でお話します。
ちなみに今までに書いた記事や動画で答え言っちゃってます 笑

 

それではお読みいただきありがとうございました。

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