ピボタルポイント

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お盆も終わり、
残暑厳しい日が続いてますが、
いかがお過ごしでしょうか。

 


いやー本当に暑い。

 


あんまり暑い暑いって言いすぎると余計暑くなりそうなので、
要注意ですね。

 

 



さて、

 


今日のテーマです。

 


「ピボタルポイントで勝負するということ」

 


突然ですが、
「ジェシーリバモア」という人物はご存知でしょうか?

 


「ウォール街のグレートベア」という異名を持つ相場師で、
テープリーディング(今でいう板読み)を得意とし、
主に株式市場で巨万の富を築きました。

 


「Reminiscences of a Stock Operator」

 


という彼の伝記はとても有名で、
今でも数々のトレーダーに読み継がれていたりします。
もちろん僕も読みました。

 


日本語訳版も出てますので、
興味あれば是非。

 



さて、世間では、
「彼の得意なスタイルはトレンドフォローだった」

 

と言われているのですが、
それはそれで確かに一理ある気はします。


彼はいわゆるピラミッディングでポジションを追加していき、
莫大な利益を何度も上げていますし。


ただ、
彼のトレンドフォローは、
いわゆる世間一般の、というか教科書的なトレンドフォローとは
少し違うと僕は思っています。


いわゆる教科書的なトレンドフォローって、
「トレンドの発生」を待ち、


「あ、これトレンドが出たな」
ってことを確認してから攻めましょう
っていうのが定説だったりしますが、


リバモアの場合、
まずは「ピボタルポイント」の確認をし、
ほとんどの人がトレンド自体をまだ認知できない場面で
一番最初の玉をはめていくやり方なのです。


というかそもそも彼が最も得意とし、
さらに他人よりも圧倒的な結果を出せていたのは、
この「ピボタルポイント」
を察知する能力が異様に高かったからなんですよね。


誰しもが「トレンドが出た」と認識できた後に動き出すのは、
正直ちょっと遅いんです。


特に大きな利益を出したり、
やけに勝率が高い人というのは、


リバモアのような「ピボタルポイント」で利益を
出してるケースが多いです。

ちなみに「ピボタル」とはどういう意味かというと、

「回転の軸」というニュアンスになるんですが(辞書的な意味)、
僕は転換点と言い換えてしまってもいい気がしますね。


もっとカッコよく言うと、
「秩序が変化するポイント」になります。


そういった潮目が変わるポイントを認知し、
攻められる人はかなり強いです。


ちなみに、
確かリバモアは3つくらいの「ピボタルポイント」パターンを
持っていてたような記憶があるんですが、
ちょっと定かじゃないです。


僕も、
リバモアが言うところのピボタルポイント的な認識パターンを
3つくらい持ってまして、


どれが出るかによって、
エントリーやイグジットを切り替えてたりします。


僕の動画やセミナーで紹介している、
「逆張りからのトレンドフォロー」も、
ピボタルポイントを捉えた売買法です実は。

 


ちなみにさっきも書きましたが、
なかなか勝てない人っていうのは、
律儀にトレンドが”ちゃんと”認識できるまで待って、

誰もが「これトレンドだろ」ってかわるポイントでエントリー
するんですが、


正直それでは遅すぎます。


確かにそれで勝てる時もあるんですが、
大体は自分がエントリーした瞬間に逆行したり、
反転したり、レンジに入ったりしてうまくいかないですね。

 


重要なのは、
秩序の変化、潮目の切り替わりを察知し、
転換初期の段階で勝負しにいくことです。


これができると、
利益率、勝率は上がり、
利益あたりのポジション保有時間は短くなります。


つまりすぐに勝負を終えられるということです。
またリスクを当然下がります。


ということで、
今日は僕が普段探しているピボタルポイントの中の一つを
ご紹介したいと思います。


このパターンはマジで使えます。
ドル箱ですよ。


このチャートを見てください。

 

NY原油60分足です。


まず一番左の赤丸ありますよね?
これはその直後の一方的な上昇トレンドの起点になった
ポイントです。

で、その後トレンドがピークをつけ、
ダウントレンドが発生します。



赤丸に番号をふってる通り、
計5回新値更新をするわけですが、


ポイントは5番の赤丸ですね。


一番左丸のサポートを一瞬だけ突破しています。
そして注目すべきは出来高です。ここが大事です。


ブレイクするときに、
これまでの新値更新の中で最も多くの出来高が
でき、ピークアウトしているのがわかりますね。

にもかかわらず、
フォロースルーがみられず、
その後一気に反転していきます。

 


この時点で、

「あれ、流れ変わったかも」と察知することが大事です。
この変化を感じられない場合、


感性が足りなさすぎるという意味なので、
もっと人と接したり、読書をして感性を磨いてください。


ちなみに、流れが変わったと感じる要素として、


・ボラの変化
・値動きの質の変化
・陰線と陽線の長さ
・値動きのスピードの変化


などなどたくさんあったりします。
今は思い出せないけど、たぶん絞り出せばもっと
あるはずです。



話しを戻しますが、

戻しを形成後、
再度落ちようとしたにも関わらず、
抜け切れないで一気に上昇してますね。


青いラインと矢印のポイントです。

ここを確認したら、
もうそのまま買いで拾っていきたいところですね。


このように、
これまでの秩序とは違う秩序が形成されるポイントを
とにかく注意深く観察することで、

圧倒的に有利なポイントを捉えることが可能になります。
是非継続的に訓練し、この「秩序の変化」を感じ取れる
ようになりましょう。


これができるようになると、
トレーダーとしてのステージが一気に上がります。

 


PS
次回は、
すでに語りつくされたかのように思われる、
テクニカルとファンダメンタルズについて、


他の人とはちょっと違う切り口で書いてみようと思います 笑


ではまた!

 

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