ドル円の今後のシナリオを考えてみる

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こんばんは。

子どもが生まれて早1ヶ月と2週間・・・
うちの子はとにかくきっちり3時間おきに泣くので
わかりやすいっちゃわかりやすいのですが、

やっぱり嫁さんと協力しながらミルクあげたりあやしたり
お風呂いれたりで、

1日があっという間に終わってしまう
そんな今日このごろです。

まあでも1日1日と大きくなっていく娘を見ると

「あー元気に育ってるなー」と嬉しくなったり、
「将来どんな子になるんだろう」と色々と妄想してみたり、

なんだかんだ子育てを楽しんでる自分がいます。

ちなみに最近ウクライナでマレーシア航空機の撃墜事件があったり


イスラエルのガザ攻撃で被害が拡大したりしてますが、

ニュースでは例えばパレスチナ(アラブ)VS イスラエル(ユダヤ)とか、

ロシア VS ウクライナ&アメリカみたいな感じで

メディアはあくまでも民族や国家間の対立という形で取り上げます

でも、別に国のお偉いさんが軍隊の先頭に立って
戦っているわけではありません。

直接的な被害を受けているわけでもありません。

頭に拳銃を突きつけられて脅されるわけでもありません。

マレーシア航空機撃墜も、
ガザへの攻撃も、

被害を被っているのはほとんどが

無関係な民間人であり
親と子であり
家族であり
友達であり
生徒と先生であり
妻と夫です。

マレーシア航空機の墜落現場で親ロシア派の
軍人が飛行機から集めた遺留品の中に埋もれていた猿のぬいぐるみ
を拾いあげて

海外の報道陣に向かって見せるシーンが写っている
写真を見ました。



写真はこちらから引っ張ってきました

ちなみに航空機撃墜の犯人は親ロシア派的な世論
が何気に日本では当たり前になっていますが、

正直親ロシア派を犯人と断定できるだけの証拠がないというのが
現状のようです。

つまり、
親ロシア派が関与しているのか、
それともウクライナ側(アメリカ)が関与しているのか、

まだ誰も断定できない状態です。

ただし、仮にこのまま世論が親ロシア派側を「犯人」だと断定し続ければ、
ウクライナ軍が親ロシア派への武力攻撃を強化する動機付けになります。

そうなった場合プーチン率いるロシア側も動かざるを得ないわけで
それはそのまま内戦の泥沼化を意味します。

個人的にはそうなる前に停戦の方向に向かってほしいなと願っています。

で、あの猿のぬいぐるみを見た時、
胸がキュッと締め付けられるような、

あんまり上手く言葉にできないんですが、
そんな息苦しい感覚に襲われたんですね。

そのぬいぐるみを飛行機の中で大切に抱きしめていたその子には、

生まれたてのその子にミルクをあげて、
汚れたオムツを替えてあげて、
泣きわめくその子を大切にあやして、

その子の健康と成長を心から願っていたお父さんとお母さんがいて

その子が愛おしくてたまらなくて、
大切に可愛がってくれていたおじいちゃんとおばあちゃん
がいたかもしれない。

待ちに待った夏休み、
家族と一緒にみんなで遊ぶのを心から
楽しみにしていたのかもしれない。

その子は将来大きくなって
学校の先生になっていたかもしれない。

最先端の科学を研究する研究者になっていたかもしれない。

自分で事業をはじめて大きな世の中に価値を生み出していたかもしれない。

皆を鼓舞し引っ張っていくリーダーになっていたかもしれない。

それこそ無限の可能性があったと思うのです。

そんな部分に思いを馳せていくと、
1人の子どもを持つ親としていたたまれない気持ちになります。

言葉で表現しようとするとどうしても陳腐に聞こえて
しまうかもしれませんが、

本当に心が痛いですし、
1人の人間の生命、人生、可能性を破壊する権利なんてそれが国だろうが
どこかのお偉いさんだろうが、

そんなものあるわけないよなと。

ふざけんなと。

そう思ってしまいます。

と、同時に、

そんな現実に対して自分ができる事って
あるかなーとここ数日考えてます。

正直答えらしきものはまだ全然浮かんできません。

また自分の無力さに一瞬ですが、絶望もしました。

ただし唯一希望があるとすれば、
それはやはり今の時代性だと思っています。

今の世の中というのは、
例えば安倍首相やオバマさんが”1人で”
作っているわけではありません。

ロスチャイルド家やフリーメイソンが暗躍しているわけでもありません。

世の中を作っているのはあくまでも
「僕ら一人一人」なのです。

僕らが住む社会というのは、
僕含め個人の集合によって作られていることを考えれば、

その各個人の集合意識=時代と言い換えることができます。

例えばヒトラーの政権が生まれたのも、
大多数の大衆がそれを望んだからです。

小泉政権が戦後最高と言われる85%の支持率を取ったのも、
それは日本に住む大多数の人が小泉さんに賛同し、支持をしたからです。

昭和のバブルも、
皆が景気がいいと心の底から思っていたからこそ
土地や不動産におカネが流れ値段を押し上げ、株価も軒並み爆上げしたわけです。

逆に言えば、
政治家やマスメディアにしても、

いわゆる大衆が欲する要素だけを抽出して
抽象化し提供することで始めて選ばれる側に入れるわけですから、

やっぱり世の中を作っているのは僕ら1人1人だと言えるわけです

なぜなら僕らが欲するものが変われば、
彼らの動きそのものも変わるからです。

さらに今はインターネットのおかげで、
個人でも爆発的な影響力を行使できるようになりました。

ブログやfacebook、twitterで自由に自分の
思想信条を発信できますよね。

時代を作るのが僕らだとすれば、

1人の人にスポットライトを当てる社会、

自分以外の人に興味や関心を示すことができる社会、

日本以外の国の出来事にもアンテナをはる社会、

他国と積極的に文化交流する社会、

これから生きていために”必要”な知識と知恵を自由に獲得できる社会、

子どもや若者の可能性に目を向ける社会、

こういうことが当たり前に出来る時代の流れ、空気を形成していく
ことで当然政治家やマスメディアが向う方向性にも影響を
与えることが可能なわけで、

それによって

抽象的な言い方ではありますが、
より良い時代を作っていける気がするんです。

あなたはどう思われますか?
そういう可能性がまだ残されていると思いませんか?

で、そのための活動の一つとしてビジネスを位置づければ、
そこには大きな意味が生まれてくると思うのです。

なぜならビジネスというのは既存の「対立」や「矛盾」を解消するために
より高い次元の代替案をオファーするものだからです。

俗にいう「アウフヘーベン」ですね。

ただ儲けるだけのビジネスじゃなくて、
社会的な不均衡やギャップを埋めて、双方がハッピーになれる
仕組みや構造を提供できれば最高な気がするんですよね。

じゃあ具体的にどういうことができるのか、

そこはこれからずっと考え続けていきたいと思います。

自分1人の力はちっぽけかもしれないけど、

僕自身これからもっと力をつけてちょっとでもいいから
自分も他人も住みやすい世界を作っていければいいなーと。

「Think Globally, Act Locally」

と同時に、

「Think locally, act regionally, leverage globally」

ですね。

さて、前半が少し長くなってしまいましたが、
ここからは今後のドル円のシナリオを考えてみたいと思います。

なんか為替ネタ書くのも久々な気がしますが 笑

ちなみにこれから書くシナリオは僕のバイアスがかかっているので
鵜呑みにはしないでください。

僕がいうことをそのまんま信じて「損しましたどうしてくれるんですか?」
とか言われても「知らんがな」としか返せませんので、

一応書いておきます。

とりあえず結論から書きますが、
ドル円は今後「中長期的には」円安方向に動くとみてます。

もちろんいくつか理由はあるので解説していきますが、

ただし「短期」では一旦円高に振れる可能性も考えています。
で、願わくばそこでドル買いを仕込みたい(^^)/

一時的に円高に振れるかも説の解説は後ほどするとして、

まずは長期円安の根拠を説明します。

1.FRBのQE縮小と日銀のQE継続

FRBはQEそのものを今年の10月に終了すると言っています。
つまり貨幣の供給量を減らすということです。

逆に日銀は引き続きQEを継続しています。

為替の長期的な方向性というのは貨幣そのものの相対的な
発行量が大きく影響しますから、

ドルの供給量が減り、
円の供給量はそのままもしくは増加となれば、

円の相対的な価値は下がり、ドルの価値は上がるので
円安ドル高になるというロジックですね。

2.日米の実質金利差

アベノミクス以前の超円高の一つの要因として、
日本の実質金利がずーっとアメリカより高かったから、

という事実があるわけですが、

実は2013年前半~中頃時点で日米の実質金利差が逆転しました。

ちなみにマネーは実質金利が高い方の通貨に
集まる習性が多少なりともあります。

今日本の実質金利は-2%以下、
逆にアメリカはもう少しで+を回復しそうな勢いです。

この差が広がれば広がるほど円売りドル買い圧力が増すわけですね

ちなみに実質金利については以前記事で書いたので、
そちらを参照してくださいませ。

⇒ http://mkfx.biz/kx553/21031

またアメリカではすでに「利上げ」を視野に入れていることを
考えると、今後実際に利上げを実行した場合それ自体がドル買い
の動機に繋がるでしょうね。

3.日本の経済政策

安倍政権はインフレターゲット3%を設定し、
金融緩和を実行してインフレに誘導することで
物価と給与を上げる政策を取ってますが、

これは日本の実質金利をさらに押し下げるので、
円売り圧力となります。

ということで、
やっぱり長期的には円安だと思ってるんですが、
ただ個人的にそう素直にここから円安トレンドが出るとはどうも思えないんですよね。

今みたいな長期低ボラレンジ相場の場合、
一旦反対にダマシで振り落としが発生した後に
本命トレンドが出るケースが多いんですよ。

なので、
一旦円高に振れて、
円安に賭けてドル買ってる人の大半が振り落とされてから
長期円安トレンドがようやく始まるって感じでしょうか。

もちろんこの仮説は外れることも十分に考えられますので
あしからず 笑

今のレンジからいきなり円安トレンドがギュイーンと出るかもしれませんし。

あ、そうそう、

最近日経225が強いなーと感じてます。

多少円高に振れても日経225は下がらなくなってきてる、
というかドル円はもみ合い中にも関わらず日経225は上昇してますね。

これは直近3ヶ月のドル円と日経225を比較した画像です。

茶色が225
青がドル円

5月19日くらいまではドル円と225が連動してることがわかりますが、
その後ドル円の保合いは無視で225が対比8%も上昇してることがわかります。

これはけっこう強い動きですね。

仮に一時的に円高に振れたとしても、
225はそこまで下がらない可能性があります。

一旦円高振れに振れるも日経225はちょい下げか保合い、
その後円安に流れが転換する場面で225も一緒に上がっていく
シナリオを一応今思い描いてます。

とりあえず日米のインフレ率、
アメリカの利上げ時期、
ドル円のレンジブレイクとダマシ、
FRBと日銀の量的緩和、

この辺は追っておくといいんじゃないかと思います。

では!

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