ユーロドルの今後の展開

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こんばんは。

早速ですが前回のメール

「人は見た目が9割」宛にいただいた感想を
いくつかご紹介させていただきます。

1人目、Aさんより

————-ここから————-
今日のメールは非常に腑にオチました。
みつしろさんの言われる通り 世の中の物は
どっちかに振られると また逆に振る力が湧いてきますよね。

まるでチャートが移動平均線から離れては また近づく様に…

後略
————-ここまで————-

そうですね、相場でもビジネスでも「反動」を
狙いにいけるようになるとかなり強いと思います。

というか、楽ですね!

相場で言えばトレンド転換、

ビジネスで言えば逆張り戦略ですかね。

2人目、Sさんより

————-ここから————-

私が気づきを得たことは

相場が素直な動きとだましの動きがあるように、

対人関係もその両方を使い分けないとあかんということでした。

私は今まで誠実一辺倒でいかないといけないと考えていましたが、

相場と一緒で「なんでこんな動きをするんだ。」

と思っていても仕方がない、

むしろそれを利用しないといけないし、

そんな原理原則があるからこそ、予定調和が崩れて、動く。

そのことによって私たちが自然から恩恵を受けるのだと思いました

これはみつしろさんが相場の原理原則を他の分野にも応用して考えていて、

それを私たちに伝えてくださっているから気付けたのだと思います

————-ここまで————-

そうなんですよね~

「こっちが誠実に接すれば相手も誠実に接してくれるはず」

と思う気持ちはよくわかりますし
僕も昔はそう思っていた(というか信じていた)のですが、

こちらが誠実に接しようとするとそこにつけこもう
とする人間が世の中にはたくさんいるわけです。

よって相手の出方によってこちらの態度も変えていく
対応力は重要だと思ってます。
もちろん信じる時は信じるわけですが。
相場でもそういう柔軟力は必須ですよね。

まあ要するに環境認識ですね(笑

3人目、Hさんより

————-ここから————-
こんばんは。

「人は見た目が9割」「対面力」
たぶん、あたっていると思います。

ここ最近のベストセラー的なタイトルを思い浮かべると、
「聞く力」とか「悩む力」とか。。。
(全く読んでませんが)
この次は「問う力」かな?と、過日、知人と話をしていました。

靴屋さんとかでも、店員さんの靴を見ますし、床屋さんでは、髪型に目が行
きます。
PCの下見に行くと、だいたい秋葉原ですが、ぽい人よりもキチットした身な
りの方から話しかけられると、見積まで作ってもらったりしました。

グローバル化といい、ローカリズムといっても、結局のところ、最初に認知
されるのって視覚からですし。
(これは画面越しでもそうですね)
第一印象って大切だと思います。

若干、コミュ障気味なので、なんとも。。。

昨年、知人と話をしていた中で、これから「対話力」というのがキーになって
くるのではないだろうか?と問いかけられました。

第一印象、見た目のその先、という事になるのかなと思います。
(交渉力という部分でしょうか)

よく昔から、英語が話せるようになっても、中身がないとね、みたいなことを
よく言われました。
みつしろさん的には「軸」という言い方をされていますが。
「人間力」とひとくくりにしてもいいのかもしれません。

プラス「移動力」を考えた時、「垣根を設けない人」とも換言できるのかもです。

————-ここまで————-

面白い視点ですね。

本屋に並んでる本はその時の時代性をけっこう
反映していますので

そういう所から読み取るのも面白いですよね。

個人的に来年は「投資関連」の本がワンサカ発売
されるんじゃないかと思ってます。

いわゆるスピリチャル系もたぶん増えるのかな。

とりあえず年初本屋いってチェックしてきます。

4人目、Oさんより
————-ここから————-

私の場合グローバル化に関してというよりもネットの普及とそれに伴う技術の先走り
に関してなのですが、

半年ぐらい前に友人のブログにコメントするのが目的でアメーバブログに登録したん
です。
何も書かないのは無愛想かと思ってたまに記事を書くのですが
1日5~10件付くコメントが見事に文章作成ツールによる自動コメントばっかりなんで
す!

どんな人がそういう事をしているのかと見に行ってみると
脱サラの仕方、ビジネスのやり方、どうやって儲けるか等をテーマにしている人がほ
とんどでした。

そのブログの記事はというと、広告仕様の記事を日記として載せているものや
日記にいきなり広告のバナーがデカデカと貼り付けてあり文章が全く無いものなど。

記事を書いている(これも自動ツールなのかもしれないけど)人もいるのですが
内容がとても薄く、読んだところで「そんな事言われなくてもわかってるよ」と
思うようなことが書かれてたりするんですよね。

こういった人たちも実は自動ツール同士でお返しし合ってたりするとか(笑

ブログというものが出現して間もないころは記事を読んで興味を持ってくれた人から
のコメントがあり、
実際に合って仲良くなった人もいたりしたものなのに(その人とは今も交流がありま
す)
あの頃とは随分変わったんだなあと、なんだか寂しい気分になりました。

アメーバがそういうところなのかもしれませんが。

ただこれからこういう状況が増えていって、

自分の存在を実感しにくくなってくるの
は間違いないとおもいます。

友達ができたと喜んでメールしてたら
相手は自動ツールだったとかもよく聞きますし。

今は笑い話でもこれが蔓延するようになってくると、
相手が人間なのかそうでないのかという寂しさ・不安に加えて
派手にブログをやる人でも実際にお会いしたらショボかったりして

きっとみんな虚しくなってまさに人間関係のローカル化が進むんでしょうね。

これからはちゃんと中身のある人が今よりも強く求められる時代になってくるのでは
ないでしょうか。

————-ここまで————-

いやーこれはめっちゃわかります(笑

確かにアメブロみるといかにも「ツールで書きました!」
的なコメントで溢れてますね。

向こうっかわにいる「人」が見えなくなってしまう

というのはまさにインターネットの負の側面だと思いますし、

相手のことをこれっぽっちも考えてない

いかにも機械が書いたようなヒヤッヒヤの冷めた
メッセージにウンザリしている人は多いわけです。

あれ本気でウザい(笑

逆に言うと

そういうイタイ人達が蔓延する中で

相手の立場を考え、

人間味があり、

相手が欲するメッセージを送れる「だけ」で圧倒的な
優位性ですよ。

一人勝ちです。

結局はどうやって「関係性」を構築するのか。

ここが今後さらに重要になってきますし

ここをちゃんと考えられる人は勝手に求められるようになります。

5人目、もう一人のOさんより

————-ここから————-

”未来を予測してみる”のお話も面白かったです。

外へ向かう動きがあれば、その逆へ働く動きもあるということで…対面力ですか!
それは確かに、何気に一層大事になってくるのかもしれませんね。

自分自身を振り返り、改めて自分を大きく見せるのはやめよう…と思いました(笑)
どこであれ、誠意を持って向き合いたいものです…。

身近にあるローカルな流行、なんでしょうか?少し周囲を想像し考えてみました。

ゆるキャラ、LINEアプリのスタンプで放言ネタが沢山ある、ご当地グルメ…

似たり寄ったりの、しかも的を得られてるのかわからない(汗)けれど、

こんな感じを想像しました。

以上です…(笑)

見た目の話もうなづけました。

中身はモチロン大切ですが、
外見にも中身が反映されていたりするものですよね。

また、見た目の変化に伴い気持ちも変わるから不思議です!

私も、よそ様の目にできるだけ清潔なものを提供できるよう!
と思うようになったのは30過ぎてからでした…。

しかし、気を抜くと忘れそうになります…。

————-ここまで————-

ほいきました。ゆるキャラ!

ゆるキャラといってもたくさんいるわけですが、

有名どころで言うとやっぱり

くまモン
ふなっしー

あたりでしょうか。

その中でもローカリズムの成功例としては
やっぱり「くまモン」が有名ですかね。

ふなっしーはそもそも「公認キャラ」ではない
アングラ寄りの立ち位置ですし、

ローカリズムというよりかは独自の「キャラ」で
売ってますので

同じゆるキャラとはいってもヒットした経緯は
全く違うんですよね。

ちなみにくまモンって熊本県の「営業部長」というのは
ご存知でしたか?

もともとは県の臨時職員から始まって
後に営業部長まで昇格するわけですが、

くまモン自身の

また熊本県の「ストーリー」をちゃんと語ってるんですよね。

目にみえない裏っかわの部分をちゃんと
視えるようにしてるんです。

ちなみに僕なんかは色々な商品やサービスが開発された背景、

裏側のストーリーとか、

失敗談とか、

開発者の想いとか

そういうのを知りたいんですよね。

ワクワクしません?

だからストーリーを語ってるものは記憶に残るんです。

逆に語らないと他のぽっと出のゆるキャラのように
「コモディティ化」してしまうわけですね。

「認知」を得られないのです。

さて、他にも紹介したいメールがあったのですが
長くなってしまうのでユーロドルの話に進みたいと思います。

最近ユーロドルが1.23台まで下げましたね。

なぜ下げているのかと言えば、

「ECBの追加緩和期待」があるからです。

今欧州はフランスやドイツなどの主要国含め景気が
悪化し、デフレになるかならないかの瀬戸際です。

そもそも今年の6月にECBがマイナス金利を導入したわけですが

おカネの借り手がいないので結局安牌としてEU各国の国債が
買われ長期金利が下がり続けましたよね。

この辺は以前記事で詳しく書いたので興味あれば
ブログの方をチェックしてみてください。

で、とりあえずEUとしては残されたカードが

・追加の金融緩和

つまりECBがユーロ発行してEU諸国の国債を買取る

・財政政策

各国政府がおカネを出して政府主導で景気刺激する

主にこの2つのみという現状です。

財政政策としては
すでに先日46兆円規模の投資プログラム案が発表され

来年始めの実施に向けて動いてますので

残すは「ECBが追加の緩和を大々的にやるかどうか」になります。

そしてユーロドルはその追加緩和の「期待感」
で売られてるわけですね。

ということで、

追加緩和が実施されると予想されている来年1月
まではユーロドルは「下」と見ていいでしょう。

(つまり年初までは動きが非常に読みやすい)

ただし成り行きのショートで突っ込んでいくのは
さすがにオススメできません。

戻しを待ちましょう。

とりあえず現状戻せば叩かれる展開ですので。

問題はECBの追加緩和の期待感が薄れ始めた時ですね。

ECBの追加緩和にしてもEU全体の財政政策にしても、

政治的に財政規律(借金をしないこと)を重視しているドイツとしては容認しにくいのです。

ドイツは輸出依存度40%なので

ECBの追加緩和でユーロ安が進むのは大歓迎なのですが、

政治的には財政均衡(つまり借金を極力しないこと)を謳ってますので
EUの追加緩和と財政政策を諸手を挙げて賛成することはできません。

もしそれをやってしまうと

「なんでドイツが他の欧州諸国を助けなきゃいけないんだ!」

という反発の声があがってメルケル政権は選挙で勝てなくなるわけです。

よってなかなか話が先に進まない。

このまま内輪で揉め続けて来年1月に追加緩和を実際に実施
出来なかった場合一気に市場の空気が「不信感」に変わり、

そこに加えてユーロ圏のデフレが進むと今度は

ユーロドル買い」圧力が強まってくることになります。

ユーロが高くなると輸出依存のドイツはさらに苦しくなり、

デフレが加速するのでさらなるユーロ高になるという

「デフレ・スパイラル」に陥る可能性が出てくるわけですね。

例えばアベノミクス前までドル円がずーっと円高でしたが、

日本がデフレで実質金利(名目金利-期待インフレ率)が
アメリカに比べて大きくプラスだったので円が買われてたわけです

(おカネは原則「金利」と「通貨価値」が高いところに流れる)

その後アベノミクスの金融政策でデフレ脱却の期待感が高まって
円が売られました。

ということで、

予想どおり大規模な追加緩和が実施されれば
ユーロは引き続き売られますが

逆に期待に反して追加緩和が実施されないとなると、

今度は反動でユーロ買いに傾いていく。

という感じです。

ひとまず注目は来年1月ですね。

欧州委員会とECB、そしてドイツがどう動くか
随時チェックしておくといいでしょう。

動き次第で潮目が変わる可能性がありますので。

PS.

全く関係ないのですが
ドラゴンボールの新作映画でフリーザが
復活するらしいです。

これは観たいかも!

 

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