こんばんは。みつしろです。
今日は、
僕が今注目している、
今後ほぼ確実にチャンスが到来するであろう市場の
話をしたいと思います。
今回の内容は、
今後の世界の経済動向を占う上で、
非常に重要な要素になってくるので、
是非ご自身でも本を読んだり、
いろいろ調べたりしながら深堀りしてほしいなと思ってるんですが,
とりあえずこのメールで概要だけは拾えるようなるべくわかりやす
まず、僕が今最も注目している市場から言ってしまいましょう。
それは、
「商品市場」です。
”商品”というとちょっと聞きなれないかもしれないですが、
金、原油、天然ガス、銅、プラチナ、トウモロコシ、大豆、
大豆油、小麦などなど、
実はこれらすべて”商品”という枠の中に入るんですね。
僕は元々海外先物を主に売買してきたので、
こういう市場にはけっこう詳しかったりするのですが、
普通個人ではやらないと思いますので、
とりあえずはそういう市場があるということだけまずは
覚えておいてください。
で、
今後ほぼ間違いなく商品市場は伸びます。
伸びるというのは、
長期的なアップトレンドを形成する可能性が非常に高いということ
それは、
「2つの観点」から言えるのですが、
それをこれから解説していきたいと思います。
トレーダーとして、
またこれからのグローバル社会を生きていく一地球人として、
しつこいようですが今回の内容は絶対おさえておいてください。
1.新興国の需要増加(2つの観点の一つ目)
今、いわゆる先進国と言われている国々、
アメリカ、日本、欧州諸国などなど、
こういう成熟国家というのは、
今や経済成長率が概ね1~2%台という低い水準に留まっている
ことは知ってる人は知ってるアタリマエの事実ですが、
そもそもなんでそういうことになるのか?
マクロ経済学などを勉強されたことがある場合はご存じかと思いま
もともと先進国はいわゆる”モノづくり”
過去の日本、アメリカなどのGDP成長率の内訳を紐解いていけば
わかることなのですが、
GDPに占める製造業の割合が、
経済発展と共にどんどん大きくなっていったわけですね。
これは、
いわゆる”耐久消費財”と言われる家電、自動車などが
、所得の増加によって比較的容易に手に入るようになったような
状態。
いわゆる「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じような時代です。
でも、
そうやって製造業がガンガンモノを作って、
それを国内の内需で消費するという構造は、
先進国では構造的に機能しないですよね?
だってもうみんなテレビもあれば、PCもあれば、
住む家もあれば、車、バイクも持ってますからね。
また人口減少、高齢化社会がこれに拍車をかけてます。
まあそもそも論的に成長分野が限られてきて
しまってるといえるわけです。
(今の日本の成長分野は、
と言えなくもないのですが、この話はまた今度!)
内需だけではもう経済成長が見込めないからこそ、
アメリカのオバマ大統領は、
「5年で輸出を2倍にする」と宣言したわけですし、
日本としてもTPPに加盟して、
アジア諸国や先進国を巻き込んで何とか外需を伸ばそうとしてます
そうしないと、
残念ながらもうこれ以上経済が成長しないのです。
経済が成長しないというか、
こうやって頑張っていかないと、
国家自体が成長するどころか逆にどんどん衰退していってしまうん
そこで、
今後先進国に代わって時代の中心的な存在になると
言われているのが、”新興国”と言われる国々です。
中国をはじめ、ベトナム、マレーシア、インド、アフリカ、
人口に占める若年層の比率が高く、
こういう国々は、
これから内需がものすごい勢いで拡大していく
可能性を秘めています。
ちなみに一部で、
「もう中国は終わった」という声を聞きますが、
個人的にはまだまだこれから伸びてくる可能性が非常に高いと思っ
というのも、
中国の権力の中枢はいわゆる超エリート達で固められていて、
これまで先進国が歩んできた道をものすごく細かく分析してます。
失敗要因も成功要因もすべて。
なので、
いわゆるこれまで日本やアメリカが歩んできたプロセスを
そのまま中国が歩むのかというと、
経済成長⇒インフレ⇒物価高騰⇒バブル崩壊⇒衰退、
はっきりいって、中国首脳部のブレイン達は、日本の首脳部とは
くらべものにならないくらい頭がキレますので。
先人の失敗を踏まえながら、
ちなみにここでは善悪の判断基準は一切入れてません。
事実認識の部分を共有したいだけです。
で、今新興国では、
いわゆる商品、言い換えるならば”資源”
経済発展、都市化に伴う工業化、
人口増加に伴う食糧、エネルギー需要の増加などなど。
半端ない勢いです。
例えば、
中国が2011年スタートさせた「第12次五ヵ年計画」では、
”強国から富民へのモデルチェンジ”を掲げてるわけです。
つまり今後の経済発展の構造を大きく転換しますよ、という
ことを言ってるのと同じなわけですね。
ざっくり言うと、
もっと安定的に電力を供給できるようになりますよー、
食糧やエネルギーの備蓄を増やしますよー
モノやサービスの流通を国内でもっと円滑にできるようにしますよ
都市化して住みやすくしますよー、
新幹線などの移動網を充実させますよ、
サービス業充実させますよ、
環境問題に考慮していきますよ、
ということを宣言したんですが、
これはつまるところ、
今後大規模なインフラ整備を行ってくるということを意味します。
・液化天然ガスや原子力発電プラントの増設
・電線の増設
・ウラン、原油、天然ガス、トウモロコシ、大豆などの確保
などなど。
例えば電線を増設するには、
大量の銅が必要です。
その他レアメタル、アルミ、白金(プラチナ)、
銅先物なんか今は一旦調整に入ってますが、
今後またアップトレンドを形成する可能性は高いですね。
なので、後々売買する候補に入れておきました 笑
トウモロコシなんかは何年も
ずっとアップトレンド状態ですね。
http://futures.tradingcharts.com/chart/CN/M
2005年からのデータですが、
継続して新値更新をしてるのがわかるかと思います。
ちなみにトウモロコシは、
バイオエタノールの原料として今後さらに需要が増えること、
新興国の”肉食化”に伴い、
家畜用の肥料として需要が切迫していくこと、
耕作農地の有限性、
こういう観点から、
上値余地はまだまだあります。
話を戻しますが
、
中国はこれまで大量のドル買い元売りで蓄えた膨大な外貨準備高を
持っており、
その資金が今後石油、金、
2000年の外貨準備高が1656億ドル、
それが2006年には一兆663億ドル、
2012年末には3.3兆ドルになってます。
ちなみにこの中で特に注目なのはやっぱり金ですね。
中国しかり、インドもまだまだ金を買ってくる気満々ですからね。
2.貨幣価値の減少(2つ目)
今、アメリカがQEの第3弾を発動中で、
日本は日本で異次元緩和と称して頑張って輪転機まわしてますが、
普通に受給の構造で考えれば、
供給だけ増えれば価値は下がるわけです。
ちなみにお金の流れる先を読むためには、
常に反動を意識することが大事です。
世界的に紙幣がガンガン刷られているということは、
かならずその反動が来るわけです。
じゃそれはどういう反動なのかということですね。
まず、
反動として現物主義が台頭してくるとみてます。
それは資源など、
形あるものですね。
その中でもやはり注目は”金”です。
貨幣というものの価値が下がっていく中で、
何か確かなる価値あるものを保有したいと人や国は思うわけですが
そう考えた時に、やはりお金は金市場に流れるというのがセオリー
でしょう。
また、実際のお札に代わって、
電子マネーが今後より普及していくのかなとも思ったり。
あくまで想像ですが。
で、お金が資源に流れる反動で、
通貨市場のボラは下がる可能性大です。
ということで、
まとめると、
1.新興国の需要
2.貨幣の価値減少
主にこの2つの理由で、
今後商品相場の時代がくるんじゃないかとワクワクしてるわけで 笑
で、
これまで何回か言ってきたことですが、
トレーダーとして長期的に生き残るために重要な概念は、
「マーケットセレクション」です。
その時々で、
いかに楽な市場を見つけるか。
この成否で、
トレードの結果、
もっと言えば生き残れるかどうかが決まってくるわけですね。
よく、トレードで重要なのは準備だ!
あれは、トレードプランなどのミクロ的なものはもちろんのこと、
経済という大きい枠組みの中で、
流れを読んでマーケットを選択していくマクロ的な観点も
含まれているのです。
現に僕は、
商品市場がいつ動いても対応できるよう、
商品先物専用の口座開設も済んでますし、
お金も送金済です。
これが、
やれ新聞やテレビでわあわあ騒がれ出してから動くようでは
遅すぎます。
また、テクニカルなどの知識やスキルも確かに大事ですが、
それにも増して、時代の半歩先を読む力、市場間を移動する力、
勝ちやすい環境を察知する力のほうがずっと大事です。
そういった要素を見極める力をつけていきましょう。
そのために、
1.基礎的な英語力
2.マクロ、ミクロ経済の知識
3.哲学(考える力)
この3つは持っておいたほうがいいかなと思いますね。
世界は広いです。
その広い世界の中で、
為替というのは一つのマーケットに過ぎません。
為替が動いてる時は為替をやったらいいです。
でも、そこだけに執着する必要はありません。
それと、
もう一つおすすめなのは、
”自分でビジネスをやってみる”ということ。
なぜかと言えば、
ビジネスをやると「お金そのものの本質」が
非常によくわかるようになるからですね。
また”価値”とは何か。
お金はどういうところに集まるのか。
これが見えてきます。
ということで、
けっこう長くなっちゃいましたが、
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
メールが届かない場合はこちらをお読みください