日本強し

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消費税が現行の5%から8%への引き上げが決定しました。



世間では、


「デフレ下における増税はご法度だ!」
「これで日本はまた不景気になる」

 
などなど、
ネガティブな反応がかなり多いようです。



確かに増税によって消費が落ち込むことも考えられますし、
不景気になる可能性も否定はできませんが、

ただこういうネガティブな意見を無責任にばら撒く
のもどうなのかなーなんて思ってます。


そもそも、


景気がいい、悪いというのは、
すべて我々国民全員の心理状態、

 
もっといえば、心の中の状態で決まるわけですよ。

「増税かーこれで日本はまた不景気になっちゃうんだな」

 
って思う人が一人とか二人ならまああまり関係ないですが、

 
それが1億人になれば、
当たり前ですが実際の景気に影響を与えるのは当然のことです。

 
「バンドワゴン効果」


という言葉を聞いたことあると思いますが、
景気と相場のトレンド形成は非常に似ている部分があったりします。

 


相場が弱いと言う人が増えれば増えるほど、
「本当に弱いんだ!」と思う人が増えていき、


実際に相場は下がります。



逆に、


強いぞ!って皆が思えば、
やはりどんどん買いが出て相場は上がっていくのです。

このように、
経済も相場も真理で動いてる側面があるわけですから、

なぜわざわざネガティブな方向に煽る必要があるのか、
甚だ疑問です。

 


それに、

 
どのみち遅かれ早かれ先進国の税金というのは、
時と共に引き上げられていく運命にあるわけですから、


そもそも避けようがないのです。

ということで、
せめて僕らは、

 
消費税増税にまつわるあらゆるネガティブなフィードバックに
影響されることなく、


これまでどおり、
日々自分自身を高めていくことに全力を注いでいきましょうね。



で、ですね、


日本の株式市場の7割は外資本といわれているわけですが、
消費税増税決定が発表された際、

実は日経225自体はそこまで売りが出なかったんですね。

 


これはつまるところ、


日経225をロングしている外国人の方々の
コンセンサスが変わってないということを意味します。


もっとわかりやすくいうと、
「日本は引き続き買いでOK」と思っているということです。

ちなみにこれはデイトレなどの超短期ではなく、
ある程度長め(半年~1年以上)のスパンでの話です。

 

逆に、

 
消費税増税が決定したことで、
「これでひとつ不確定要因が減ってよかったー」くらいの
気持ちかもしれません。


で、


消費税増税を批判する人はたくさんいますが、


2013年に入って、
何気に日本の株式市場はアメリカ、欧州に比べてダントツに
強いという事実はあまり語られていません。



これを見てください。

http://yhoo.it/17DhgQb

 
アメリカ、欧州、日本の主要株価指数のパフォーマンスを比較
したチャートです。期間は1年。


緑=日経225
青=S&P500
赤=DAX指数

 
これをみて、どう思いますか?


驚くべきことに、
2012年11月半ばの時点では、

 
アメリカのS&P500指数、ドイツのDAX指数、
日本の日経225も、
パフォーマンス的には大差なかったのです。

 
それがこのわずか1年で、
日本はアメリカ、ドイツと比べて40%
もアウトパフォームしているのです。


(アメリカと欧州を比較した場合、
欧州のほうが10%ほど強いです)

 
また日本の国民金融資産も、
アベノミクス効果なのか、
100兆ほど増えている事実があります。

 

で、こういう話をすると、

 
「えー日本だけそんなに上がっちゃってるの?
じゃそろそろ売らないと!」
と嬉しそうに言う人が結構な割合いるのですが、

 
上記のような人は真っ先にカモになるタイプですので、
我々はそうならいよう気をつけましょう 笑


逆にちゃんとした知識と実力がある人は、
「日本買ってアメリカは売りかな」と答えるはずです。

 

いいでしょうか。

増税決定後も、
日経225はさほど売られていない

 
アメリカ、欧州よりも強い

このようなファンダメンタルズの中で、
「日本売り」という選択肢は合理的かといえば、

 

”長期的”にみればNOですね。

普通に考えれば、
やはり「買い」のほうが利にかなっているでしょう。

 

もちろん、

 
10月は下げやすいこと、
また現在上値が重いことから、

 
短期的に売られることは十分考えられます。
(ちなみにドル円は現在ドル売り圧力がかなり強いですね)

ただ、半年、1年という枠で見たときに、
やはり日経225は未だ強いと言えます。


当然今後もアメリカ、欧州、日本の金融市場の相対的な
強弱は監視していく必要がありますが、

とりあえず世界の眼が捉えている日本と、
国内にいる僕らが見ている日本とでは、

 
それなりにギャップがあるということは知っておくべきだと思いま
す。

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