ぶら下がるか、成り上がるかパート①

この記事は5分で読めます

こんばんは。

 

 

みつしろです。

 

 

今回の記事では、今まで書いてきたようなトレードのマインド、
ノウハウといったことから少し離れ、

 

 

マクロ的な視点で、トレードで継続して勝てる力を身に付けた
ほうがいい理由について書いていこうと思います。

 

 

少々お堅い話になるので、興味ない方は読みとばしちゃってくださいね。

 

 

さて、

 

 

1955年から1973年は、俗にいう「高度経済成長期」と呼ばれる
年代です。

 

 

企業がグングン成長し、生活水準もガンガン上がり、日本経済
の成長率は年平均10%を超えていました。

 

 

その時代のGNP(国民総生産)は、アメリカに次ぐ第2位の規模
でした。今では考えられないですね。寂しいことに。

 

 

一度会社に入ってしまえば、給料は右肩あがり。生活は保障
され、一生が約束されていました。

 

 

聞いた話では、当時あまりにも景気が良くて、交通費も際限
なく出たため、都心からかなり離れた場所に家を構え、優雅に
新幹線で通うひともたくさんいたようです。

 

 

また当時の時代の大きな特徴として、ほとんどの仕事はすべて人

の手作業で行われていました。

 

 

株を買うにもわざわざ店頭にいって、受付のお姉さんに、
どこどこの会社の株を買いたいと伝え、株券を受け取るわけ
です。

 

 

自動車組み立ても、ほとんどが人の手で行われていたり、
加工食品やお菓子製造、洋服、薬など、かつては大半が
手作業が主流でした。

 

 

相場にしてもそうです。昔は取引所のピットというところで、
たくさんの人がおしくら饅頭のようにひしめき合って、
手を上げながら買い!とか、売り!とか叫んでいたわけです。

 

 

証券会社の注文取り次ぎの事務のお姉さんもそうです。
当時は電話で注文も出来ましたから、大手の機関投資家から
証券会社へ電話で大量の注文がいくわけです。

 

 

それを事務のお姉さんが電卓叩きながら超高速スピードで
こなしていくわけです。

 

 

その当時のお姉さんたちの年収は、今の価値で言うと大体
1000万ほどになります。すごい時代ですねほんと。

 

 

企業は大量雇用に乗り出し、一定のルーティンをこなすことが
できる、いわゆるマニュアル型人間を生み出していったわけです。

 

 

ちなみに余談ですが、今の日本教育って、まったく今の時代
に即してないと思うのは僕だけでしょうか?

 

 

なんか運動会の競走で、皆が同じタイミングでゴールする
よう教師や学校が仕向けたなんて話も聞いたり、

 

 

授業も相変わらず教師が前に立って一方的に話をするスタイル
だったり、

 

 

要は皆がおんなじレベルで満遍なく、そつなくこなせるように
育てるわけですね。なるべく個性を出させないようにする。

 

 

これは高度経済成長期の日本の教育システムが、現代でも
そのまま適応されてしまっいるんです。

 

 

なぜこういった教育システムにしたかというと、単純に当時
求められていた人材像がまさに会社の歯車として機能する
人間だったからです。

 

 

何か一つ抜きんでているのではなく、斬新なアイデアも出せ
なくていいから、

 

 

とりあえず歯車として黙々と作業をこなす人が必要だった
と言えます。

 

 

当時はそれでよかったのかもしれません。現にそのおかげで
日本は世界第2位の座を獲得したわけですから。

 

 

でも今の時代では、それはもう通用しません。

 

 

その理由として、最初に上げた、

 

 

①オートメーション

②グローバリゼーション

 

 

この2つが非常に顕著になってきたからです。

 

 

①オートメーションとは

 

 

これは、今まで人間がこなしてきた作業が、機械化、そして自動化
されていくということです。

 

 

技術力の進歩によって、今まで人間がやっていた仕事を機械で
できるようになってしまうため、

 

 

それまで給料をもらっていた人達は、どんどん機械に取って代わ
られていきます。

 

 

特に単純作業に関しては、機械のほうが圧倒的に早いです。

 

 

さきほど書いた、証券会社の電話注文受付のお姉さんも、ピット
で売買するトレーダーも、自動車組み立てや製造業で手作業で
仕事をしていた人も、

 

 

みーんな機械化によって消えていきました。

 

 

今やインターネットが当たり前で、自宅のPCからマーケットに
注文をワンクリックで、しかも一瞬で出すことが可能です。

 

 

電話で注文をする必要がまったくなくなったわけです。機械化
によって。

 

 

現代でも、機械化できる作業をまだまだ人間がやっている会社、
業種はたくさんあると思います。

 

 

次に、

 

 

②グローバリゼーション

 

 

これは、まさに世界がどんどん狭くなっていることを意味します。

 

 

なにせ僕らにはインターネットがあります。日本の反対側に住んで
いる人と、リアルタイムでチャットしたり、無料で電話したり、
簡単に出来てしまうわけです。

 

 

当然ビジネスにおいても同様に、インターネットで世界と繋がること
により、

 

 

どこからでも労働力を引っ張ってこれてしまいます。引っ張ってこれ
てしまうだけでなく、移動させることも簡単です。

 

 

いい例が、ユニクロなどの衣類業界、またトヨタ、日産などの自動車
業界です。

 

 

ユニクロも、トヨタも日産も、日本国内ではほとんど商品を製造して
いません。

 

 

大部分が日本国外で、安い労働力を使ってコストを抑えて作って
います。

 

 

中国、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアなどなど。

 

 

さらに言うと、プログラミング業界なんかもそうです。

 

 

高いお金を払って日本人にシステムやプログラムを作ってもらう
必要は全然なくて、

 

 

ネットやスカイプなんか使ってインドに住んでいる優秀なプログラマ
を格安で雇い、日本人に頼んだ場合と同じクオリティの仕事をしても
らうことだってできます。

 

 

日本人に頼むと10万かかるものが、優秀なインド人プログラマに
頼めば十分の一の1万で済むということです。この例は少し極端
かもしれませんが。

 

 

英語勉強するにしても、高いお金を払って語学学校に通うよりも、
ネットで教えてくれる人をネイティブスピーカーを探せば、

 

 

圧倒的に安く教えてもらうことができます。

 

 

このオートメーションと、グローバリゼーションという流れは確実に
現在進行形で広がっていっています。

 

 

もしかしたらあなたの仕事も近いうちに機械にとって代わられるか、
賃金などのコストの面から、外国に労働力を移転される可能性
も十分あります。

 

 

企業としては、コスト削減は非常に重要なテーマですから、今後
益々この流れは拡大していくはずです。

 

 

これが今の日本の現実です。

 

 

じゃこれが、勝ち続けられるトレード技術とどう関係してくるのか。

 

 

もう薄々答えはわかっちゃっているかもしれませんが、それは次回に

でも。

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