トレンドの定義②

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こんにちは。
みつしろです。

今回はトレンドの定義① の続きになりますので、まだお読み
で無い方は、まずはパート1から読んでみてくださいね。

さて、全開はダウ理論の定義を書いたところで終わりました。

 
念のためもう一度おさらいしておきましょう。

【ダウ理論の定義】
——————————————————-

「連続する高値、安値の各々がその前の高値、安値より
上である限りアップトレンド」

ダウントレンドの場合は逆になる。

——————————————————-


覚えておられましたでしょうか?

もう少しシンプルに書くと、高値と安値がそれぞれ切り上がっていれば
アップトレンドですよー、ダウントレンドの場合は逆ですよー


こういう意味になります。

 
それではさらにわかりやすくするために、次の画像をご覧ください。


 
これがアップトレンドです。高値と安値が切り上がっていっている
のがわかるでしょうか?



たぶんこの画像を見て、


「こんなこと画像を見なくてもわかる!」
「こんなの当たり前だ!」


そう思われた方ももしかしたらいるかもしれません。

 
でも!トレンドの定義① でも書いたように、大事なのは、

 

 
単純化

 

 
です。

 
目で見て理解できることを、言葉で定義できなかった
ら単純化できないですよね?その逆もまた然りです。

 
現実的には最後の最後はYESNOではっきりさせる
には、こういった単純な方法で定義していくしかありません。

 
それではさらにもう少し噛み砕いた言葉で、感情的に
もわかりやすい表現を使ってトレンドの本質を説明し
ていきます。

 
まず、アップトレンドですが、下の図を見てください。




画像のように弱気の上に弱気、強気の上に強気がある
以上、それはずっとアップトレンドである、ということです。

 


また逆に、次の画像のように、




強気の下に強気、弱気の下に弱気がある以上、
それはずっと下げ、ダウントレンドになります。

 
つまり、これは何が言いたいかというと、序列です。
トレンドとは連続する序列なのです。


ではちょっと視点を変えて、トレンドを現実世界に準えて考えてみましょう。

トレンドは現実世界でいうところの何なのか。

 

ちょっと考えてみてください。

 

 

 

どうでしょう?何か思いつきましたか?

 

では正解にいっちゃいますが、トレンドとは、

「戦争」です。

 
売り、買いという2つの勢力が闘っているわけです。
それを我々は少し離れたところから眺め、どちらが
勝っているかを見極めるわけです。

 
そして勝っているほうを応援してその勢いに乗っかっていくんです。

 
ただ形勢逆転したら今度は反対の勢力にささっと
乗っかりましょう。



常に勝っている勢力につくことが大事です。
まるで長いものには巻かれろ状態ですね 笑

 
でも相場の世界ではそれでいいんです。

どんどん長いものに巻かれていきましょう。
日和見主義が大事です。

 

ではここで言う戦争とはそもそも何なのかというと、

 
それは、領土の取り合いです。

 
お互いがお互いの出城を作って合戦しているわけです。
負けている側の勢力というのは、出城を一つまた一つ
制圧され、領土を奪われていきます。



ちなみにこの出城は、市場のエネルギーが一番集中
しているポイントです。

 

要は売り軍と買い軍が全力で競り合った戦跡なわけですから、

ものすごい量のエネルギーがその出城ポイントで発生します。

 

 
買い軍は攻め落としてやれー!と突っ込んできます
し、売り軍は負けないようにこなくそー!となって
反発します。

わかりやすいように一応画像を用意しましたが、
センスがないためちょっと微妙かもしれません。。。

ただニュアンスが伝わればOKかと 笑



画像はアップトレンドを例に作ってありますが、
高値更新するところが売り出城が制圧され買い軍
が領土を拡大する場面になります。

 
そして上げの道中の中の押しというのは、責められて
いる売り軍が踏ん張って押し返す場面です。ただ、


売り軍の勢力が逆転しない限りどんどん攻め落とさ
れるわけです。

 

これが続くかぎり、当然勝っている側、つまり
買い軍に付くほうが圧倒的に有利です。

 
売り軍が自分たちの出城を救出するまでひたすら買い
主体で攻めます。

 
次に、負けていた売り軍が自分たちの出城を救出する
場面=トレンドの消滅です。

 

 



そして強気の下に強気が形成されて初めてアップ

トレンド消滅、売り軍が今度は攻める側に回ります。

 

ちなみにトレンド転換には3つのパターンがあります。

①強気の上に強気を形成後そのまま直近の弱気を

突破する(ダウントレンドの場合は逆の形状)



②強気の上に強気を形成後一旦上昇とみせかけて

反転する(ダウントレンドの場合は逆の形状)



③騙しで再度トレンドが継続するケース


実際の相場では、①ト③のパターンが多く出現します。

 

②のような簡単にトレンドが転換したというサインは
なかなか出してくれないものです。

また③のパターンのようにトレンド転換したと思わせて
おいて再度攻め込んでくることもあります。

 

 
このケースは正直しょうがないです。

こればっかりは相場まかせですから、どうなるかはわかりません。

反転したと見せかけてまた上がっていった場合はまた
買い軍の勢力に付いていけばいいわけですね。

 
ここまでいろいろと解説してきましたが、



大事なことは、トレンド = 領土の攻め合いである
ことを認識したうえで、その勢力が継続する場面と逆転
する場面を見逃さないことです。

 
それまで売り軍の出城がとことん攻め落とされていた
にもかかわらず、援軍によって一度落とされた出城を
救出した。

 
こういったケースでは、トレンドが終わったかもしれない、
今までとは状況が違うかもしれないということを認識する
ことです。

 
このように相場の状態を把握することがまさにさんざん
言い続けてきたこのブログのテーマの一つである

 


環境の認識になります。

 

要は有利な場面を探そうとしているわけです。
自分にとって有利な環境がどこにあるのかを探すわけですね。

 
トレンドフォローの手法を主に行う場合は、今まで書いてきた
トレンドの特徴を探し、その条件が整った場面で仕掛けていく。

反対に、逆張り主体の場合は、トレンドが転換した場面で一気
に攻めるなど、有利な戦いができるようになるはずです。

 
ちなみにトレンドの分析をする際は、必ず大きい方から小さい
ほうへ見ていってください。大から小です。

 
国対国の大きい戦争と、町の不良同士の小競り合いでは意味合い
が天と地ほど違いますので、まずは大きい枠でどちらの勢力が
優勢なのかを判断してください。

 
僕は毎日日足→4時間→1時間→15分→5分という順にチャートを
見ています。たまーに週足を見る程度です。

 
その中で、自分が参戦しやすい規模の戦があればそれに参戦して
いけばいいわけです。国対国に参戦するのか、村対村か、自分が
得意なところで勝負してください。

 

次回は、トレンドと持ち合いを2つのパターンに分類
して説明し、順張り、逆張りそれぞれの手法を仕掛けるのに
優位なパターンを紹介しますのでお楽しみに!

 

それでは長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとう
ございました。


「トレンドの定義③」はこちらから

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