相場の本質②

この記事は3分で読めます

 

 

相場の本質① では、なぜファンダメンタルズだけでは勝てない
と思いますか?という質問を投げかけたところで終わりました。

 

あなたはどういった答えを想像したでしょうか?

 

これから回答を書きますので、答え合わせをしてみてくださいね。

 

ただ、ちょっと大げさに引っ張ってみたものの、答え自体はその
まんまです。

 

たぶん読んだらなんてことはない、当たり前の話に思えると思い
ます。

 

でも大事なことです。

 

では早速いきましょうか。

 

なぜファンダメンタルズだけでは勝てないのか?

 

今この世界は超グローバル化社会です。いまだに日本国外
にいくには、基本的にはパスポートを持って飛行機にのり、
何時間もかけていくしかありませんよね?

 

 
ただこと情報になると、それは一瞬で世界中に拡がります。

 

つまり、僕を含む一般人に何らかの情報が届く時には、もうそれ
は基本的に相場に織り込まれてしまっています。

 

さらに言うと、有名な証券会社や金融機関に所属している、いわ
ゆる”専門家”と呼ばれるアナリストを見てみてください。

 

様々なネットワークを使い、細心の情報を使って分析したとして
も、彼らの予想はほとんど当たりません。

 

もし当たるなら、今頃トレーダーとしてがっぽり儲けているはず
ですよね?

 

そうではないということは、彼らは予想だけでは相場ははれない
と言っていることに等しいのです。

 

ということは、”専門家”と言われるアナリストのように、ネットワーク
や、ものすごい高いお金を払って得ているデータすらない僕らが
ファンダメンタルズで勝とうと思うこと自体、無謀であることが
わかるかと思います。

 



あくまでも、ざっくりと今の経済状況を頭にいれておく程度
で十分
です。

 

ちなみにこのチャートを見てみてください。

 

これは、アメリカで最も有名で取引高が高い、S&P500指数
日足チャートです。

 

今年に入ってからの上昇を見てください。

 

今、アメリカは未曽有の不況と言われ、財政その他でものすご
い額の赤字を抱えています。

 

 

2008年にはリーマンショックで深刻な経済打撃を受けました。

 

その影響で失業率が跳ね上がり、住宅価格も下がり続けてきました。

 

一番問題なのは、国債発行による赤字です。アメリカは、
リーマンショックの大打撃に立ち向かうため、超大量の国債を
発行しました。赤字がさらに増えたわけです。

 

もし、今後アメリカの債券市場からお金が逃げるようなことがあれば、
金利が上昇し、加速度的に赤字は増大します(借金に対する金利)。

 

アメリカを会社に例えて考えれば、どれだけまずい状態かが
わかるかと思います。

 

 

それなのに、今年に入ってからのこの上昇です。(2回目の登場)

 

もし素直にファンダメンタルズに従って売っていたとしたら、
とんでもなくやられていたでしょう。

 



面白いことに、こういったメジャーアップトレンドは、世界中が

不況で打ちのめされてどん底にあるような時に限って発生

することです。

 

これは、伝説のトレーダーであるラリー・ウィリアムズ も全く
同じことを言っています。

 

こういった事実から何が言えるかと言うと、ファンダメンタルズ
と相場の動向は必ずしも一致しないということです。

 

いや、もちろん一致することもありますが、この上記で示した
例のように、一致しないどころか相反することもあるのです。

 

これでは継続して勝てるトレードはできません。

 

ならば、どうすればいいかというと、

ファンダメンタルズとテクニカルを両輪の如く駆使しながら

相場の動きにその都度合わせて売買するしかないのです。 

 

熱くなって書いていたら、思いのほかファンダメンタルズの解説
が長くなってしまったので、

 

いよいよ次回「相場の本質③」にて、本格的に相場の始まり
から終焉まで、具体的に説明していきますので、乞うご期待!

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