相場参加者の頭の中を丸裸にする方法その2

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こんばんは。

「相場参加者の頭の中を丸裸にする方法」その2です。

前回はとりあえずオプションで最も
重要な概念はIV(インプライドボラティリティ)ですよ

ということと、


「IVは相場参加者のコンセンサスの平均値である」

ということを書きました。

ちなみにオプションは

ETF商品、米国個別株、先物、日経225などの株価指数
為替などメジャーなものであれば大体売買できますね。

なのでユーロや円のオプションも存在します。

しかもけっこうアクティブに売買されてるという。

まあオプション市場って相当でかいですからね。

為替でも先物でも株式でも

単純に上がりそうなら買い
下がりそうなら売り

みたいな売買は極少数で

大体は鞘、オプション、あとオプションのヘッジ玉
が大半を占めるのです。

でですね

このIVを見るだけで

今日相場がどれくらい動きそうか?

上と下の目安はどのへんか?

勝つ可能性が非常に高い(8割~9割くらい)
ポイントはどこか?

「節目」はどこか?

どこを抜いてくれば秩序が変わるのか、
もしくは新しい材料が出たと判断できるのか?

これが「チャートを見なくても」わかるようになるのです。


ポイントは「チャートを見なくてもわかる」

厳密に言うと確率的に導き出せる、ということですね。

この視点こそ僕がオプションを学んだことで
手に入れた最高の宝だと思ってます。

オプションがすごいのは

グチャグチャと色々なインディケータをのっけた
チャートよりも遥かに多くの情報が手に入ること

さらに

市場参加者の心理状態が手にとるようにわかる点ですね。

皆が今どう感じてるのか?

強気なのか弱気なのか?

怖がってるのか?

イケイケモードなのか?

ちょっと迷っているのか?

こういう貴重な情報が読み取れるんですね。

だから、

FXしかやらない
先物しかやらない
株式しかやらない

そういう小さな垣根を超えて

相場に関わる人は皆オプション勉強したほうがいいと
個人的には思ってるんですね。

圧倒的に優位性が増します。

カテゴリーを超えましょうということですね。

これまでチャートを使った環境認識法を解説してきましたし
それである程度の優位性を見出すことはできますが

そこにさらに

「オプションの知識」

を加えてあげることで

さらなる優位性を手にすることができたりします。

「えーそこまでスッケスケでだいじょぶなの?」

って言うくらい

相場参加者の頭の中が見えてしまうんです。

ちなみにオプションの話はもっと早くしたかったんですが

FXや株より構造が若干複雑なので
書くのを躊躇してたんですよね。

でも、ブログはじめてもう3年たつし

それに

今世界的な株高になってますが
たぶんそう遠くない将来トレンドは転換するわけで

その時にIVが跳ね上がり

オプションにとって

数年に1度の絶好の相場環境がやってくる
可能性が非常に高いこと。

地政学リスクや有事のリスクで
いつ何が起きてもおかしくないこと。

あと最近新規のビジネスを色々と
立ち上げようと動いてる感じなんですが

自分の体一つだと絶対的に時間が足りないので
トレードもオプションの割合をかなり増やしてるんですね。

オプションって1回仕込めば
そこまでいじらなくていいですし

さらにチャンスが来るまでひたすら待つだけなので
毎日PCの前に張り付く必要もないんです。

ってことでもうオプションネタ書いていいんじゃねと。

オプションの方が自分には合うかも~って
方もいらっしゃるかもしれませんし。

で、なんか以前ですね

FXやられてるとある方がブログでですね

読者さんから届いたメールを
記事で後丁寧に紹介してたらしいんですね。

「みつしろは感性派で理論に欠けるけど
◯◯さんは論理的でわかりやすいですね!」

みたいな

「おれのほうがすごいでしょアピール」
を炸裂させていたと聞いたんですが

まあ

誰かをディスることで自分を上に見せる
手法は誰しもがやってることですのでそこは否定しませんし

ディスられたから倍返しでディスり返す
気も特にないです。

めんどいですしw

それに、そこまで害はないですし。

TPOによっては逆に倍返したほうがいいケース
もありますけどね。

日本列島の周辺にもなにかにつけて
イチャモンをつけてくる国があったりしますが

言われっぱなしで黙ってると
つけあがってさらにふっかけてくるので

そういう時はそれなりの対処をする必要はあるでしょうね。

話を戻しますが

僕は何も感性だけで相場やってるわけではありません。

いやそもそもそんな立派な感性とか持ち合わせてませんし(笑

就活では数十社以上落ちたし

最初に入った会社も大損こいて
クビになったってブログで書いてるんですけどね。

天才的な感性が備わってたら
そんな泥水すするような状況にまずならんでしょう(笑

もしそんなものが備わってるのであれば

人生もっとイージーモードなはず
だったんですけどねー

現実は

頭のパーツをどっかに忘れてきたんじゃないか
ってレベルのハードボイルド上司と仕事して

このまま神経衰弱して倒れるんじゃないかと思った
こともありますし

何の役にも立たないクソガキ扱いされて
プライドもへったくれもない感じになったことも

それなりにあるので

どっちかというとハードモードだった気はしますね。

まあそれはおいといて。

僕は為替、先物、オプション、

何をやる時でも

常に「相場参加者」のコンセンサスは何か?
を「データ」から読み取る努力をしてますし

ニュースも常におっかけてますし

ニュースから「風が吹けば桶屋が儲かる」方式で
次に市場に注目されるテーマも想定するようにしてますし

今日、確率的に相場がどの範囲内に収まるのか?

どのレベルを突破すれば秩序が変化するのか?

勝つ確率が8割から9割に達するポイントはどこか?

昨日と今日、先週と今週の違いは何か?

そいうことを常に数字を使って計算で出してるんですね。

エクセル使って

毎日1~2時間くらいかけて地味ーにデータ分析
やってます。

関数入れれば自動で計算してくれるから楽ですね~
ほんと便利です。

これ毎日やり続けると

相場の空気感って言うんでしょうか

風がどっちに向かって吹いてるか感じ取れるようになってくるんで

すよ。

さっきもちょろっと言いましたが

相場参加者の頭の中がぼんやり透けて
見えてくるようなイメージ
ですかね。

男であれば頭より服がスケスケのほうが
嬉しいんじゃないかと思いますが

今回は服ではなく頭の中が透けて見えるって話です。

ご期待に添えずすみませんって感じですが、

とりあえず

環境認識って要するに
チャート眺めるだけじゃなくて

そういうことを
すべてひっくるめたものだと僕は思ってるんですね。

「当てずっぽう」とか
「ヤマ勘」でトレードしてるわけではないんです。

ビジネスでは

「顧客に関する徹底的なリサーチと考察」
最も重要であると言われたりしますが

相場も何気に一緒で、

事前のリサーチ(準備)をどれだけ

「手間ひまかけて」

やるかで大体勝負は決まります。

大事なことなのでもう一度書きます。


「手間ひまかけて」

やるかで大体勝負は決まります。

「メンドクせー」とか
「もっと楽な方法ないの?」とか

相場でおカネを賭ける者として

そういう甘ちゃんみたいなことを言っている
場合ではないのです。

(自戒を込めて (´;ω;`)ぷるぷる)

で、そういったリサーチやらを

前回お話したIVなど諸々
オプションの指標を使って計算してるんですね。

とはいえ、

オプションの指標を使うからといって
オプションをやらなければいけないということでもありません。

優位性がどこにあるかさえわかれば

別にFXだっていいし
株式や先物でもいいし
オプション使ってもいいんです。

どれを使うかは自分が決めることであって

自由なんです。

もっと極端に言えば
別にトレードやらなくたっていいんです(笑

市場におけるギャップを認識する
ためのプロセスさえ腑に落ちれば

乗り物は何だっていいんです。

この辺は説明すると長くなるのでまた今度。

とりあえずですね、

優位性のあるポイントがわかれば
あとは相場がそこに来るまで

ひたすら
ひたすら
ひたすら

待つだけです。

勘とか感情でエントリーなんてまずやりません。

そういうトレードは大体負けますし
一時的に稼げたとしても後々必ず代償を払わされます。

当たり前です。

なぜならそれは自分の主観をベースにした
博打だからです。

待って待って、それでも来なかったら
縁がなかったと諦める。

そもそもトレードで売り買いすることを

「ポジションを取る」っていいますよね。

英語で書くと「position」ですが

辞書を見ると

どうやら「位置づける」という意味があるようですね。

ということは

相場でポジションを取るということはイコール

「相場に対する自分自身の立ち位置を決める」
ことを意味するのです。

ロングする
ショートする

ということは

相場に対して自分自身の立ち位置を意思表明するという
ことなんですね。

だから立ち位置が決まっていないのに
エントリーするということは本来あり得ないことなのです。

僕達は常に相場から

「あなたは買いですか?売りですか?」
という問いを投げかけられていて

それに対する返答を代弁する行為が

「ポジションを取る」ということだと僕は解釈してます。

立ち位置が決まっていないのであれば
安易に勝負すべきではないと思ってます。

バシッと立ち位置が決まるまで待ち、且つ
そのタイミングで相場がゴーサインを出していれば

そこで初めて攻めにいくわけですね。

もちろん有利な立ち位置を取ったからと
いって必ず勝てるわけではないですが

勝負を仕掛ける場合有利な立ち位置を確保
することは「大前提」になります。

トレードで勝つって
結局これができるかどうかといっても
いいのかもしれません。

何気にシンプルだと思いませんか?

ライオンの狩りみたいなもので

とにかく確実に仕留められる距離、状況に
なるまでひたすら「待つ」わけです。

中途半端に飛びつけばアッサリ逃げられてしまうわけですから。

お腹が空いて気絶しそうだったとしても
ひたすら待つわけです。

「そんなこと言われても待てないものは待てないんです!」

と思われるかもしれません。

でもそれは単に経験値と知識量が足りないのと、

相場の優位性を客観的に見つけ出すプロセスを
知らないだけで

才能がないとか
僕の元上司のようにどっかネジが飛んでるとか

そういう問題ではないんですね。

よって

ちゃんっと訓練すれば勝つ確率が非常に
高いポイントは見つけられるようになりますし、

それが見つけられるようになると
自然と「待てる」ようになるものなのかなーと

経験上思います。

そこに「待つべき理由」が明確にあるわけですから

焦らずドンッと構えられるのです。

そういうものなんじゃないかなーと僕は思うんですが。

大事なのは「理由があるかどうか」であって

根性とか気合とかとはまた次元が違う
話な気がするんですよね。

あなたはどう思われますか?

あともう一つ。

ひじょーーーに重要な「態度」というものがあります。

相場にしてもビジネスにしても
そうなんですが

ぶっちゃけ「自分がどう考えてるか」

なんてことは最初の段階ではどうでもいいと思ってるんです。

ほんっっっとにどうでもいいです(笑

そんなものはこれっぽっちも参考にならない。

最初はむしろ邪魔だったりします。

ここ、非常に重要なポイントだと思うんですね。

相場で勝つための「核心」に迫る話だと思ってます。

上がりそうだと思う
下がりそうだと思う
自分が利食いしたい
ここでエントリーしたら勝てる”気”がする

それは全て自分の妄想であって

他の参加者が何を
考えているかとは完全に別問題です。

そこは明確に分ける必要があるのです。


重要なのは

自分ではなく「相手」が何を感じているのか?
何を考えているのか?

相場の参加者は強気なのか?

相場の参加者は弱気なのか?

相場の参加者は迷っているのか?

相場の参加者は何を気にしているのか?

ここに関する客観的な数字や情報を集め
考察を深めて感じ取ることなのです。

これが出来る人は相場でも勝てる可能性が高いですし
ビジネスでもベラボウに稼げるんでしょう。

またニュースを見るのも同じ理由です。

ニュースの中身がどうかよりも

「相場参加者がどういうニュースを気にしてるのか?」

を知るためにニュースを見るわけですね。

自分がそのニュースに興味あるかどうかは
二の次でいいんです。

で、この「相手が何を考えているのか?」
という情報を最も的確に教えてくれるのが

繰り返しますがオプションなんですね~これが。

あといまさらですが
重要なことなのでもう一度お話しますと

いわゆる

「トレードで絶対に勝つノウハウや方法」というのは
存在しません。

「ビジネスで誰でも儲かるノウハウや方法」が存在しない
のと同じで

原理的にそういうものがあり得るはずがないんですね。

普通に考えて。

でも、

「トレードが上手くなる勉強法、訓練法」

というのは明確に存在してます。

ちなみにもし本当に

「トレードで絶対に勝つノウハウ」があるとすれば

そうですね、

僕なら運用資金だけ残して
全財産払いますね。

今FXが流行ってるのか
広告や宣伝など目にする機会が非常に多いですが

大体のものは言い方や見せ方を変えただけの
「小手先テクニック」の可能性が高いですし

そもそもそれは相場の本質ではないので
それで勝てるはずがありませんし

そういうものばっかり追いかけてたら時間が
いくらあっても足りません。

というか時間の無駄です。

それよりもやるべきことをきっちりと
やっていくこと。

毎日基礎練をちゃんとやること。

自分自身を律すること。

自分の頭で考え、掘り下げること。

手間暇かけることを面倒臭がらない。

要するに「王道」を行くことが圧倒的に突き抜けるための
最重要条件
なんじゃないかなーと思うんですよね。

そうそう

ちょっと前にyoutubeでイチローのドキュメンタリーを見ました。

200本安打を10年連続で達成したイチローって
さぞ天才なんだろうなと思いがちですが

逆なんですよこれが。

努力の鬼ですね。

凄まじいレベルで鬼っちゃってますw

もちろん努力すれば誰でもイチローに
なれるのかと言われればそんなことはないのでしょうが

相場、トレードが上手くなる程度の話であれば

イチローと同じレベルにいくことに比べたら
比較にならないくらい遥かに楽なわけで。

イチローは誰よりも基礎練をやるそうです。

しかもバットの素振りひとつとっても、

1回1回素振りする度に考えているそうです。

ただバットを闇雲に振ってるのではなく

1回1回考えてるんです。

他の人が

「メンドクサイし」
「そこまでやらなくてもよくね?」
「いやもっと楽な方法ってないの?」

と思うところをイチローは

毎日
毎日
毎日

ひたすら他の人がメンドクサがって
やらない基礎練を積上げてきた

つまり王道を歩み続けたからこそ今の
イチローがいるんだなーと

改めて思ったんですね。

やっぱり大事なのってそこだよねと。

再確認しました。

そうそう

「トレードにおける基礎練」及び
「相場参加者の頭の中を丸裸にする方法」の具体論ですが

次回事例を交えて
もう少し突っ込んでお話をできればと思います。

PS.

イチローのドキュメンタリーはこちらから
見れます。

時間とって見る価値は十二分にありますよ。


消される可能性もあるので
早めに見たほうがいいかもです。

もし時間がなければ44分28秒からのインタビュー
だけでもどぞ。

イチローに対するイメージがガラッと変わると
思います。

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