詐欺師の常套手段を学ぼう

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こんにちは。みつしろです。


先日僕の友人のヒナさんがトラブルに巻き込まれたようです。



なんと、
名前が「ヒナさん」とクリソツ、というか
ただひらがなになっただけの、

12億稼いだ女性アイドルトレーダー自称「ひなさん」が、
398000円する「10pipsルール」という教材を販売したそうです。


まあ別に誰がいくらでどんな教材販売しようがそれは
個人の自由なのでいいのですが、



問題は、
このブログ及び教材が僕の友人の「ヒナさん」が販売した
ものだとカンチガイして購入しようとした人が出たことです。

ちなみにまず僕もブログと教材一応チェックしてみたのですが、
「これ同一人物だと思うかふつー」ってのが正直なところですw


※ブログや教材のページのURLは貼りません。
バックリンクあげるのがアホらしいので。
写真でお見せしていきます。

 


まず自称「ひなさん」のブログにあるプロフ写真。



これ、どう見ても僕が知ってる「ヒナさん」ではないのですが。

それと、

ブログもちょっと見てみましたが、

なんだろうね、あの薄さ。

A4のコピー用紙並みのペラペラさ。

 


それは置いといて、
ざっと教材のレターを読んでみたのですが、
FXではよくある情弱搾取レターですね。

「ラクラク」「カンタン」「誰でも」「確実に」

などの文言のオンパレード。

        ↓ ↓ ↓



とりあえず「ラクしてカンタンに稼ぎたい人」は反応しちゃうのでしょうが、
そういう知的怠慢な人はどこにいっても寄生虫に血をチューチュー吸われる
搾取対象になるので、

正直相場は向いてないと思います。
カモ鍋にされて退場するのがオチです。


話を戻しますが、

12億稼ぐスーパートレーダー「ひなさん」が何しようと自由なのですが、

気に食わない点が”一つだけ”あります。




それは、
僕の友人の「ヒナさん」の”権威性”を利用して、
自分を「ヒナさん」本人だと「カンチガイした人」があわよくば騙されて

教材買ってくれたらいいな

なんていう姑息な狙いが見え隠れしてることです。


これはやったらダメでしょ。
「法的にあーだこーだ」ってのもあるけど、

人としてやったらダメでしょう。



で、

「特定商取引法」には、

「どんな理由があれ返金には応じません」と書いてるわけですから、

あとから「間違えたので返金してください」と頼んでも、
たぶん応じないでしょう。


「え?もちろん商取引法の表記をちゃんと見て買ったんですよね?
って突っ込んでくるのが想像できます。


 

「見た」と言えば、
→「表記通り返金できません」

「見てない」と言えば、
→「見てないあなたが悪い。そうでしょう?」


これは債権回収者が相手を被害者意識モードにさせないための
鉄板誘導法です。


「そっか自分が悪いんだな」って思わせるのが狙いですね。



ちなみにネットでの販売は原則クーリングオフは適応されない
ので、返金せずとも基本的には違法にはなりません。

つまり相手側の裁量で決まるということです。
(もし商品が事前の内容と明らかに違う場合は契約の解除が可能)


気をつけてください。



さて話を戻しますが、
今回のケースでは、
狙ったのかたまたまだったのかそれは本人以外知りようがないわけですが、

客観的にみて「ヒナさん」の権威性を利用したと判断されても
仕方ないでしょう。


だって、「ヒナ FX」で検索すると、
ヒナさんのブログのすぐ下に表示されますしね 笑

狙ってると思われてもしょうがない。



で、ですね、

「権威性」を利用するのは、
実は詐欺師の常套手段だというのはご存知でしょうか?


ちなみに、
僕は「ひなさん」を詐欺師と断定しているわけではありませんので
その点はご理解ください。



AIJ投資顧問の「巨額年金消失事件」は記憶に新しいかと思います。

代表の浅川和彦は、
元野村証券、UBS証券に努めていた「権威性」を利用し、

運用成績を偽ってカネを巻き上げたわけですが、


基本的に詐欺師はこの「権威性」をアタリマエのように使ってきます。


例えば、

・ブランド品で身を固める、高級車に乗る
・「大使館」「FRB」「トヨタ」「警察」「機構」「財団法人」などの会社名、組織名を出す
・一等地にオフィスを構える

・「私はこんなにすごい人と知り合いなのです!」→有名人の名前を出す



などなど、
ありとあらゆる手を使って相手を信用させようと
波状攻撃を仕掛けてくる。

一見賢い人でも、
権威性を全面に出されると思考能力が著しく落ちるのです。

いわゆる社会的地位があって賢い人間は騙されないのなら、
そもそも「AIJ巨額年金消失事件」や「3億円事件」なんて起こりませんて。


んで、

僕が確認した限り、
「10pipsルール」のセールスレターは正直かなりザルですし、
よほどの馬鹿かオツムの弱い人でなければ買わないわけですが、

今回はヒナさんの権威性を利用することで、
相手の思考能力を奪い、

「ヒナさんの教材なら心配ないだろう」という
信頼性で買わせようとしたわけです。



ということで、
相手が常にどういう意図をもって仕掛けてきているのかを見極めつつ、
自分の身は自分で守れる知恵と判断力を磨いていきましょう。

世の中ってなんだかんだ、
好き好んで自分のケツをフキフキしてくれる優しい人
なんてほとんどいませんからね。


そういう意味でも、
自分の身を守るために仕掛ける側のロジックに精通しておくことも

非常に重要であると個人的に思います。

 

 

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