イギリスが離脱しようがしまいがEUはすでに詰んでる

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こんにちは。

なんだかんだ4ヶ月ぶりのブログ更新です。

最近はもっぱら2月から開始した「国際情勢講座」
の方でずーっと発信し続けてたので

正直ブログやyoutube更新する余力がありませんでした。

ま、こっちもちょくちょくまた記事や動画アップしていきます。

さて、今世間では

6月23日に行われるイギリスのEU離脱を決める国民投票が
近づいてることもあって

イギリスは離脱するのか?しないのか?

様々なメディアや評論家の方々が熱い議論を交わしてるようです(笑

とりあえず直近の情報によると
離脱派が残留派を上回ったらしく

こりゃどうなるかわからんぞ!大変だーーー!

と、ここかしこで祭り状態ですな。

・英ブレグジッド、EU離脱派拡大 残留派との差6%に=ICM調査
http://jp.reuters.com/article/britain-eu-polls-idJPL4N1953GO?il=0

・英国のEU離脱確率が急上昇、賭け業者の予想オッズで
http://jp.reuters.com/article/britain-eu-odds-probability-idJPKCN0YZ0XM

やれイギリスがEU離脱したら
欧州の株価は20%は下がるとか

リーマンショック級の金融危機が起こるとか

とりあえず思いつきそうなシナリオはことごとく
出し尽くされてるように見えます。

まあ実際イギリスが離脱すれば不確実性からリスクオフの動きで
ユーロ・ポンドは売られるだろうし

というか国民投票日に向けて織りこみのために
今後もう一段の下げがくるだろうし

「有事の円買い」で当分円高が続くと思います。

ではここでちょっと考えてみたいことがあります。

イギリスがEUを離脱「しなかった」場合、
何も起こらないのか?

ということです。

離脱した場合混乱が起こるのはアタリマエの話なわけで
そんなの誰でもわかります。

そこは正直答えが出てる。

問題は「離脱しなかった場合」のEUの未来です。

ここからはボクの個人的な解釈になりますが

イギリスがEUを抜けようが留まろうが、
どのみちEUはもう詰んでるのです。

出口がありません。

ポイントは3つあります。

 

 

1.デフレ

マイナス金利政策を含めてECBがかれこれ3年も
金融緩和をやっているにも関わらず

2016年5月の段階で物価は4ヶ月連続のマイナスです。

そりゃそうです。

デフレ脱却は金融政策一本では無理です。

財政出動とセットでやらなければ効果は限定的です。

でもEUは構造的に各国が勝手に財政出動できない。

ということでルールを変更しない限り詰んでるわけです。

2.難民問題

シリア・トルコからの難民流入が止まりません。

難民が増えすぎることでEU加盟国、特にEU内で
立場が弱く、無謀な難民受け入れを押し付けられてきた
東欧諸国が我慢の限界にきてます。

特にトルコ経由で入ってくる難民が通過するバルカンルート
上の国々、ハンガリー、マケドニア、オーストリアなどは
ルートを閉鎖しました。

そにれより今度はリビア〜イタリア経由で難民の流入が
続いています。

ぶっちゃけこの問題だけでEUは分裂してもおかしくない状況なのです。

また同時にEU各国では極左・極右政権が雨後の筍のごとく
誕生しています。

欧州全体のデフレで失業率の悪化、
難民・移民による現地人の雇用機会の喪失、
賃金低下と貧困化

によって社会保障の充実や緊縮財政に反対する
左派勢力が支持を得る。

難民・移民の増加でナショナリズムとローカル化が進み
保守、右派系の勢力も同時に支持を得る。

という状況になってるわけです。

この流れは今後さらに加速するでしょうね。

止まらんです。

3.イギリス残留決まった場合

実はイギリスが残留したらしたでこれも問題の火種になります。

なぜなら、イギリスはEUに残る条件として
EU全体の政策へのより強い干渉と難民制限を求めてるんですが

難民・移民で大変な思いをしてるのはイギリスだけじゃありません。

にも関わらず、イギリスがEUに残り、
さらに一方的に優遇されれば他のEU諸国が黙ってないでしょ?

そしたらEUの分裂傾向はさらに加速するのは
わかりきっている話です。

ということで、これ前から言ってますが
イギリスが離脱しようがしまいがユーロはいずれ対ドル
で1を割るとみてます。

イギリスの残留が決まれば一時期にユーロが
反動で戻すかもしれませんが

戻したところが実は絶好の売り場という確率はそこそこ
高いとみてます。

個人的にはユーロが一旦戻したところで
オプションこコールを売りたいですね。

いやーめっちゃいい仕込みポイントだと思うんですが。

あとドル円はもっと円高に振れたところで
プット売りたいです。

たぶん今年の選挙後に日銀が追加緩和やるとみてますので
そこで少々円安に戻すかなと。

そういうシナリオを今頭の中で描いてます。

あくまでもそういう「シナリオ」ってだけで
状況次第ではシナリオ変更もありえるので

あくまでも参考程度に受け取っておいてください。

では気を引き締めて6月を乗り切っていきましょー

 

PS.

実は、EUの問題、パナマ文書、アメリカの景気減速
日本の経済停滞、そしてそこから起こる企業の業績悪化など

今の時代だからこそ起こる「構造的問題」の裏には
莫大なチャンスが眠っています。

そこに気づいた人は多分資産を数倍にできちゃうくらい
数十年に一度と言われる時代の変化によって起こる大きな「チャンス」
なのですが

もしかしたら詳細をセミナーという形でご案内できる”かも”
しれません。

もちろん流れることも考えられるのでまだわかりませんが。

時代の構造変化
企業の仕組みと未来
国際情勢の流れ

などなどかなり幅広い視野と知識がないとまず気づけないと思います。
ただ気づいた人は・・・

これ以上は言う必要はないでしょう(笑

詳細はまた追ってご連絡しますね。

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