2017年ブレイクスルーのカギは「耳すま」にあり

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こんばんは。海沼です。

最近オープンなメルマガは全然書いてないのですが、
新しくスタートした超少人数(数人)の講座で勉強会したり、

1年やったインテリジェンス養成講座が一区切りついたり

毎月2〜3回くらいは大阪に出張行ったり、

あとは、縁あって、毎月1000人〜2000人規模の人を
呼んで興行をやっているとある業界のコンサルを仲間内で
一緒にやらせていただくことになったり
(ボクとかなり縁のある業界でビックリ!)

意外や意外、最近は「お茶」について勉強しはじめて、
職人さんが愛情込めて作った茶器を揃えて、

古閑さんというお茶の先生に
色々と教えていただいたりして

ボクも毎朝仕事を始める前に、心を落ち着かせるために
お茶を淹れはじめました。

あとは、武術世界チャンピオンのレノンリー先生から
武術(武学体術)を習ってまして

自分の内なる世界を整え、外の世界とシンクロしていく
という謎の体術練習をやってます。
(トレードやビジネス、人間関係に通じてきます)

武術の基礎稽古で、膝を少し折ってひたすら立ち続けるという
あまりにも地味すぎて、超キツイのにそのキツさが全く伝わらない
ガチムチハードモードな「タントウコウ」という修行があるのですが、

最近はそれを電車とかでやっていて、
たまーに突き刺さるようなイタイ視線を感じたりします(笑

ま、それもまたよきかなよきかなということで。

ちなみに武術ってのは何をやるのかというと、
格闘技みたいに人を倒す技術を身につけることは一切しなくて

要するに自分の内なる世界が完全に調和している状態
を「肉体」を通じて作り出す練習をひたすらやります。

一番の根幹は、「礼」の状態になることで調和のエネルギー
性質を自分の中から呼び起こすことです。

そして、自分の内側を整えられるようになっていくと、
内側のエネルギーが滞りなく循環しはじめ、周りとの衝突
やぶつかりがなくなっていくので、

触れただけで相手を倒したり、戦意喪失させたり、小学生
でも大の大人7、8人を動かせるようになったりします。

たぶん中にはそういう技とか見て、
「えー触れただけで倒れるとか絶対嘘だろ!」
と思ってる人もいるかもしれません。

実は、ボクも完全に否定派でした。

でも、実際にレノンリー先生に会った時、ほんとかる〜く、
胸あたりをポンっと触れられたら

10キロくらいの鉄球がぶつかったような衝撃を受けて
後ろに吹っ飛んで以来完全に価値観が180度ひっくり返りました。

あれはマジです!

格闘技って物理的な次元で、物理的な力で
衝突して、パワー強い方が勝つみたいなスポーツですけど

武術はもうそういう次元ではなくて(スポーツではない)、
目に見えないエネルギーを感じ、コントロールする
4次元的なアプローチなので

全くジャンルが違うのです。

しかもレノンリー先生はかなり波乱万丈な人生を送っていて、
今ではセミナーめちゃめちゃ上手くて、ホワイトボードの図解とか
すごいわかりやすいのですが、

なんと昔は字が書けなかったそうです(笑

そして昔、大阪で最も治安が悪いと言われている「あいりん地区」
に行って日雇いの仕事をしたらしいのですが、

なんかいきなりバスに詰め込まれて、着いたらそこはなんと建設中
の神戸空港の滑走路!

その滑走路に立って、ダンプを誘導するのですが、
なんとダンプの後ろに立ってしまい、土砂を頭からかぶり、
生き埋めになりそうになったらしいです。

なんとか生還したそうですが、
脱出できずに生還できなかった方もいるとかいないとか・・・
(詳細はよくわかりません)

時には台湾国内を朝から晩までひたすら旅して最強の武術家を探したり、

一緒にお酒を飲むと次から次へと奇想天外な話が出てきます。

ちょっと長くなるので、
レノンリー先生のことはまた詳しく紹介したいのですが

本当は今関わっている人たち全員をもっとこのメルマガで紹介したいのです。

もうそれはそれは面白い人たちだらけで、
それに見ている世界も、目指している理想もとても高くて

話すだけで「よし、自分も頑張ろう!」って燃えるし、
本当にたくさんのパワーをもらっているし

「あーこの人たちと同じ方向を向いて進んでいけば、
 もっと世界を良い方向へ変えていける、自分ももっと変われる」

という確信を持てるのです。

ボクのメルマガを読んでいる人にもそういう人たちと
どんどん触れて、見える世界をガンガン広げていってほしいなーと思ってます。

別にボクが自分で開催する講座だけに参加
してほしいとかそういうのはまったくないし、

というか、ボク一人で教えられることは限界があるし、

むしろ、皆が色々な人のところで学んで、そして、大きな
大きな方向性を皆で共有していければ

もっともっと大きな力を生み出していくことができると思っています。

より大きな推進力を生み出していく時に大事なのは、
「方向性(ベクトル)」なのです。

ジャンルは違えど、皆が、「これからどういう方向へ進んで
いけばいいのか?」が共有できていれば本当に話は早いわけです。

ということで、また近々面白エピソードなど書きますね。

もうありすぎて書ききれないレベルなので(笑

さて、前置きが長くなりましたが、ここから本題はいります。

ボクは2016年2月から2017年1月まで、
国際情勢を学んでいく「インテリジェンス養成講座」というものを
やっていました。

500名以上の方が参加してくれたのですが、
ひたすら今の時代性について、時事ネタを通じて紐解いていって

その上でこれから個人はどう行動していけばいいのか?
を解説してきました。

実は、2期的な立ち位置で(ただし内容は一新します)また3月半ばから
新講座をスタートさせるのですが、

詳細はまた次回おしらせします。

とりあえず今回は、なぜ今新講座をやるのか?を
知ってもらうためのかなり重要な前提知識をお話しておこうと思います。

まず、1期で色々世界情勢を学んで行き着いた結論を先に言うと

それは「CHANGE」という一言に集約されるということです。

つまり、世界も、そして個人も、これまでの古い構造や仕組み、
階層、過去の自分が一度壊れ、死んで、

そして、火の鳥の如く復活し、生まれ変わるタイミングなのです。

今年の干支も「丁酉(ひのととり)」ですしね。

例えば、「平成」という時代は2018年で
終わる(かもしれない)と言われています。

アメリカでは、民主党政権が倒れ、これまでの階層構造
に存在しなかった異端児、「トランプ」が大統領になりました。

巨大な力を持ち、ピラミッドのトップに君臨してきた
「メディア」も、今瓦解しかけています。

EUはもう崩壊寸前です。

これまでの時代の象徴が次々に解体されていって、
新しいものがどんどん生み出されていく流れになっています。

でも、そうはいっても、そんなすんなり新と旧が
交代することはありえません。

では、新旧交代の時、一体何が起こるのかというと、

それはそれは激しい「衝突」であり、一瞬も油断できない、
呼吸をすることさえ許されないような緊張感に包まれた
「攻めぎ合い」です。

それは、マクロで見れば

アメリカ VS 中国
北朝鮮 VS 韓国
野党 VS 与党
リベラル VS 保守
4マス(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)VS SNSとインターネット
人間 VS AI
現実通貨 VS 仮想通貨

などなどたくさんありますし、
今年はこの衝突がいろんなところでどんどん表面化していきますが

実は、家庭、職場、コミュニティ、もっと言えば一個人という
ミクロでも全く同じです。

自分の心の中で

「これまでの古い自分」と「新しい自分」が激しく
ぶつかり合い、攻めぎ合い、衝突を起こすのです。

そして、その衝突が起こる時、

つまり新しい自分になろうとする時、

必ず猛烈な恐怖や不安とか、
なんかモヤモヤした感じとか、
いきなり目の前の現実が嫌になって逃げ出したくなったりとか、
怒りやさみしさとか、

そういう爆発的な「エネルギー」が自分の中からブシャーっと
壊れた水道管のように溢れ出してきます。

それはつまり、「過去の自分」が「新しい自分」
になることを必死に妨害して、引き戻そうとしているのです。

そして現に「過去の自分」に浸り続ければ、
一時的な安心感を感じることができるので、本当に厄介です。

油断すれば、いとも簡単に引き戻され、元の自分に
戻ってしまいます。

そして、変われない自分に対して「今のままでいいんだ」
「今はタイミングじゃないんだ」と色々と後付けで理由を
つけてしまうのです。

じゃどうやって、湧き出してくる色々な感情や葛藤や
攻めぎ合いに負けず、新しい自分へシフトすることができるのかというと、

まさにそのヒントがジブリの「耳をすませば」にあるわけです。

ちなみに耳すまはジブリで一番好きな映画で、
過去メルマガで何回かボクなりの解釈を書いてるんですよね。

で、あらすじは恒例のヤフー知恵袋のやつを
ご紹介します(笑

————————————————-
月島雫は、とにかく明るい読書好きの少女。

学校の図書館、市立図書館と片っぱしから物語を読みまくっている。

ある日、貸出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。
雫の読む本には必ずその名前があった。
顔も年齢も知らぬまま、その名前は彼女の心の中で次第に大きく育っていく。

時は中学生最後の夏休み。理解がありすぎて、何の強制もしない両親。
恋や進路をめぐる友人たちの騒ぎにもつき合いながら、雫はやがて、ひとりの少年と出会う。

中学を卒業したら、
イタリアに渡ってヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。
そのための準備を確かな足どりで進んでいる彼が、あの貸出しカードの少年、天沢聖司だった。

少年に心ひかれながらも、進路も将来も自分の才能にも、
すべてがあいまいな自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる少女。

幼く、たどたどしく、あくまでも真摯に近づいていくふたり。
立ち止まり見つめあうのではなく、並んで立って、
同じ遠い地平線を見つめるのだと決めた時、雫の心は開放される。
————————————————-

いやー数年ぶりに使いましたが相変わらず素晴らしい要約っぷり!

完璧!

ただ、一応もうちっと補足しておくと、
雫は本が大好きで、将来は小説家になりたいと思ってました。

でも、「本当に自分なんかがなれるのか?」という不安や、
ちょうど受験シーズンで周りがどんどん進路を決めていく中で

「小説家を目指そうか、それとも進学しようか・・」
雫の心は焦り、揺れ動いていきます。

さて、この素晴らしすぎる要約の中で最も大事なのは
この部分です。

「少年に心ひかれながらも、進路も将来も自分の才能にも、
すべてがあいまいな自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる少女。」

そう、雫は、バイオリン職人になると決め、
自分よりも先にどんどん変わっていく聖司を見て

「自分はそんなにすごくない」
「どうせ私なんか小説の才能ないし・・・」

そうやって
自分で自分を決めつけ、傷つけ、過去の自分に必死にしがみつき
「疎外感」に飲み込まれていってしまいました。

ちなみに雫はなぜ聖司を見て劣等感や恐怖、不安を感じるのかというと、
それは「変わりたい」と思っているからです。

もし「変わりたい」と思ってなかったら、そんな感情湧いてきません。

雫は変わりたかったのです。

だから、過去の雫が必死にそれを妨害し、
「これまでの自分」を死なせまい!と抵抗してくるわけです。

それが「引き戻し現象」です。

だからいろいろな感情が湧き出してくるのは
実は変わろうとしている証拠で、好転反応なのです。

じゃ雫が襲ってくる葛藤や恐怖と向き合い、乗り越えて、
「物語を書いて、自分の実力を試してみよう!一歩を踏み出してみよう!」
とふっ切れたカギは何だったのか?

それが、地球屋(骨董屋さん)の主人で、天沢聖司のおじいさんにあたる
西司朗が雫に与えてくれた「安心感」と「居場所」でした。

雫はしょっちゅう地球屋に行っておじいさんと他愛もない
話をしていたし

地球屋は雫にとって、リラックスして、利害や立場も関係ない
自分の素をありのままに見せ、本音を言える「安らぎの場所」なのでした。

人は、絶対的な安心感を感じられる人がいれば、
自分を心の底から信じてくれている人がいれば、
陰ながら見守ってくれている何かを感じていれば、
下手こいて無様な姿を晒しても、戻れる「居場所」があれば、

エネルギーチャージされて勝手に元気になるし、
自然と「やってみよう」と思えてくるものです。

これが「場の力」です。

人ってついつい「効率化」とか、「最短距離」とか、
すべての行動に意味をもたせたくなります。

誰かに会うのも、それは自分にとってメリットがあるから。

耳に入ってくる話も、自分に関係のある部分だけとか、
よくありますよね〜。

それだとどうしても一方的に受け取っているだけなので、
循環が生まれにくいのです。

だから、時には何の意味もない雑談とか昔話をしたり、
その中で相手にちゃんと「気」を向けたり、お茶とかコーヒー飲みながら
相手の目を見て話を聞いたり、
一緒の時間を過ごすってとても大事で、

それによってどんどん「安心感」を感じられるようになります。

で、雫は受験勉強そっちのけて書き上げた人生初の小説第1号
を西おじいさんに読んでもらいます。

そして、こう言われます。

「ありがとう、とてもよかった。

 荒々しくて率直で未完成で・・・、聖司のバイオリンのようだ。

 雫さんのきり出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。

 よくがんばりましたね、あなたは素敵です。

 あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。」

実はこの瞬間、過去の雫は死に、新しい雫が生まれたのです。

これまで感じていた疎外感や恐怖、不安がさーっと引いて、
磁石のまわりについた砂鉄が落ちるように幻想が消え、

心と体が温かく軽く、ふわっとなる瞬間。

その後、おじいさんが作ってくれた鍋焼きうどんは一生の思い出に残る
ほど、心に温かく染み渡ったのでした。

そして、雫はまた忙しい受験勉強の日々に戻っていきました。

いやー西じいさんかっこよすぎでしょう。

耳すま見ると、地球屋みたいなお店があったら
そこでメルマガ書きたいなーとか思うのですが

まだそういうお店は見つけられてません。

埼玉にそんなお店あったら是非教えてください(笑

さてさて、映画のラストシーンで雫は

あれだけ遠い存在だと思っていた聖司のプロポーズを
なぜ何の躊躇もなく受けたのでしょうか?

それは、雫が新しい自分に生まれ変われたからです。

実はこれがすごい大事で、

西おじいさんの安心感と、いつでも戻れる居場所のおかげで
腹が決まり、思い切って小説にチャレンジしたことで、

「もっと勉強しないとダメなんだ、だから、進学して
 地に足つけて力を磨いていこう」という方向性(ベクトル)
が定まったのです。

例えばミサイルも、目的地と方向が定まらなければ
飛ばせません。

飛ばせたとしても、北朝鮮のミサイルみたいに意味不明な
ところに着弾します。

でも、先に着弾地さえ決まれば、あとはもう発射ボタンを押せば
そこに向かって勝手にとてつもない勢いで飛んでいきます。

ベクトルさえ合致すれば、雫と聖司、日本とイタリアで住む場所違えど、
やってることが全く別でも、今いるレベルが違っても、

二人のエネルギーは高まり、引きつけ合うのです。

とまあこんな感じでかなり深い映画なので、
是非見てみてください!
(見た人も違う視点から是非もう一度!)

そしてまた感想など聞かせてくださいー

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