扉をあけた、その先に

に主戦場を移したことで、

トレードスキル自体はそれまでと同じレベルだった
にもかかわらず、

取れる利益幅が一気に増え、
トレーダーとしてのステージが劇的に上がってしまったのです。

調子いいときは、
1日で2万～3万ドルくらい取ってましたね。

僕は、

これは皆が認知すべき重要な事実であると思っています。

なぜかというと、

ほとんどの人は、
「トレードスキル」そのものを底上げしなければ、
トレードのパフォーマンスは向上しないと思い込んでますが、

そんなことはありません。

単純に戦う主戦場を変えるだけで、
パフォーマンスを圧倒的に向上させることができることもあるのです。

にも関わらず、
パフォーマンスを改善するためには、
「トレードスキルを向上させるしかない」と短絡的に
思ってしまう時点で、

それは自分の可能性を閉ざしてしまっています。

ただし、
ここで一つ注意点があります。

誰でもかれでもみんなFX以外の市場をやればパフォーマンス
は向上するのかというと、

実はそうではないのです。

例えば、
僕はご存知のとおり、

FX、原油、金、DAX指数先物、S＆P500指数先物etc・・・

などなど、

その都度取りやすい動きをしている市場を見つけ、
ちょこまかあっちこっち移動してますが、

もともと僕は、
一つのことをひたすらやり続けることが苦手な性格なのです 笑

相場以外でも、
いろいろな分野に興味を持っちゃうし、
一度興味を持つと手を出さずにはいられないんですね。

まあ要は「熱しやすく冷めやすい」性格だということです 笑

なので、
トレードでも一つの市場をひたすら淡々と売買
するっていうのはものすごい苦手で（というか苦痛）、

それやると大したパフォーマンスを実は出すことができません。

FXが動いてればFXやるし、
金が動けば金をやる。

金が死ねばまた違う市場へ行く。

これが僕のスタイルなのです。

で、こういう人間がサラリーマンをやると、
大変なことになります。

なにせ一つのことを淡々と続けることができないので、

・毎朝同じ時間に起きて出勤するとか苦痛すぎる

・上司の指示に従えない

・言われた仕事をきっちりと仕上げることができない

・勝手に裁量判断を加え始める

・生意気にも反論する

・ムラっけがある

などなど、
会社からしたら不要な人間として評価されてしまうことでしょう。

ちなみに、
僕が去年主催したトレードスクールの1期生メンバーに、
ガンダムさんという方がいるのですが、

彼は僕とは真逆の性格で、
モチベーション関係なく一つのことを淡々とこなすことが
できるタイプです。

そして、
彼のトレードスタイルはというと・・・

一市場特化型なのです 笑

彼は基本ユーロ円しかやらないそうなのですが、
今では専業トレーダーとして勝ち続けている凄腕の持ち主です。

彼のようなタイプは、
僕みたいにあっちこっち移動するんじゃなくて、
一つに特化したほうが圧倒的に結果が出しやすいのですね。

僕はこれまで、
「移動力」を持とうということを何回も言ってきまたし、
それは今でも変わらない僕の主張なのですが、

順張りのほうが向いてる人もいれば、
逆張りのほうが向いてる人もいるように、

やはり性格によって合う合わないが出てきてしまいます。

ゆる～い動きのほうが合う人、

逆に、
ボラが高く、上下に大きく振れるほうがいい人。

いろいろな市場を売買するほうがいい人、

逆に、
一つの市場に特化したほうが調子がいい人。

千差万別です。

ということで、

僕が最も重要だと思うことは、
自分の性格や特徴をしっかりと把握した上で、

実際に自分でやって判断するということです。

いくら頭で考えても、実際にやってみないことには
わかりっこないですよ。

巷にはそれこそ膨大な量の情報が溢れています。

だからこそ、
まずは一度やってみて、
その上で自分に合うかどうか判断すればいいのです。

合うと思えば取り入れればいいし、
合わないと思えば捨てればOKです。

一番いけないのは、
外部からの情報を鵜呑みにして、
自らの頭で考えないということであり、

それではトレーダーとしてこの先ずーっと生き残っていく
のは少々難しいのかなーと思いますね。

なぜならば、

自分の頭で思考できない人間は、
マーケットでは「カモ」にされるからです。

せっかくおカネを稼ぐためにトレードやってるわけですから、
「カモ」にされるのは嫌じゃないですか？

僕は勘弁です。

自分がカモられて、ババ引いたってことは、
その反対側でそれで得してるやつがいるってことですから。

ムカつきませんか？単純に 笑

ということで、
皆が皆FXだけやらなければいけないってわけではないし、
いろいろな市場を売買しなければ上手くいかないというわけではありません。

重要なのは、
実際に自分でやってみて、

自分の性格や特徴に合致した
オリジナルのスタイルを構築し、

あくまでも”自分”で”自分”の可能性を開いていくことこなと。

最近は商品、株価指数が動いてるので、
連動型ETFでもなんでもとりあえず小資金で試してみればいいと思います。

ETFなら先物と違い、
それこそ100株くらいからできますし。
100株はFXで言うところの1万通貨ですね。

1pips100円の変動です。

で、実際にやってみて、

FXより取りやすいと思うのならば、
それやればいいし、

やっぱりFXのほうが合うなーと思うのなら、
FXやればいいと思いますよ。

何回もいいますが、
市場の原理原則は同じなんだから、

あとは相性の問題になってきます。

合うか、合わないか。

人対人でもそうですが、

相性は実際に相手と向き合って、
会話したり、交流しなければ絶対わかりません。

なんかちょっととっつきにくそうな人だな～
なんて思ってた人が、

いざ話してみるとめちゃめちゃ面白くて、
盛り上がって何時間も喋っちゃったみたいなこと、ありませんか？

とにかく、

自分が見える範囲、行ける範囲を少しずつ広げながら、
より多くの選択肢を行使できる”状態”を目指してみませんか。

実際にその選択肢を行使するかどうかは別にして、
「しようと思えばいつでもできる」状態を作っておくことで、

それだけで未来が変わることもあるかもしれませんよ。

最後に最近読んだ、
事業戦略家、山邊英伽寿さんのエッセイで引用されていた、

豊田佐吉（トヨタ創始者）さんの言葉をご紹介させてください。

「障子を開けよ、外は広いぞ」

PS
FXをはじめてまだ間もない場合は、
当分はFX一本で突き進めばOKです。

まずはしっかりとしたトレード力の土台を作る
ことが最も重要ですから。

逆に、
金額問わず継続してプラスを出せるように
なってきて、

ここから稼ぐ金額をもっと増やしたいとか、
もっとトレードチャンスが欲しいとか、
さらなるブレイクスルーを起こしたい場合、

FX以外の市場にチャレンジしてみるのもありかなと。