こんばんは。みつしろです。
今日は「相場観を楽しく鍛える動画クイズ」を
配ろうと思ったんですが、
突然書きたいネタが思い浮かんだので動画は
次回ということで。
先週末の話。
みんてぃあこと新田ゆうじさんが主催する
少人数ビジネス勉強会(真理の方程式という講座の一環)
に参加するために、
渋谷にあるひろひでさんという方の事務所に
お邪魔してきました。
東急ハンズの真ん前という好立地。
となりはフレッシュネスバーガーでハンバーガー
食べ放題。
フレッシュネスバーガー何げに好きです。
美味し。
勉強会には、
僕よりも遥かに稼いでいる人、
頭がいい人、知識の幅が半端なく広い人もいれば、
まだ20代前半の大学生もきてたんですが、
皆に共通してるのはとにかく意識が高いこと。
何の意識かというと、「成長欲求」ですかね。
ちなみに、
自分よりも圧倒的にレベルが高い人の中に入って、
自分の意見や考えを言うのってけっこう勇気いるんですが、
でもこれやるとめちゃめちゃ鍛えられます 笑
人って何げに頑丈ですから、
どんどんプレッシャーかけてったほうがいいんですよ。
生ぬるいことやっててもブレイクスルーなんて絶対起きないですし。
で、僕の場合、
トレードとかビジネスでちょろっと稼いでる
人達が集まって「俺たち勝ち組すげー」みたいな自己満に浸る
コミュニティとか一切興味がなくて、
(マジで宇宙の果てまで飛んでいってくれないかと思ってます)
そんな場所で貴重な時間を無駄遣いするんじゃなくて、
今のレベルとかは一旦横においた上で、
「もっと成長したい」と思っている人達の中に入って、
さらに上を目指したいんですよね。
とにかくいけるとこまで行きたい。
だから、
自分よりも稼いでるとか、
年下だとかそんなことに劣等感も嫉妬もあんま感じなくて、
それよりも、
自分には無いものを持っている相手からどんどん吸収したい
という気持ちのほうが圧倒的に強いです。
年齢とか、
自分よりも上だから下だからって理由で
相手をシャットアウトするのは勿体無いかなと。
あと、おカネ持ってる持ってないとかもどうでもいいです。
カネ持ってても残念な人なんて世の中いくらでもいますしね。
それよりも、
自分にはない視点を持ってる人ですね。
僕が見えてない世界が見えてる人に興味があります。
そういう人から何かを学べるなら、
どんどんおカネ払います。
世の中着てる服や、
私はこんなすごい人と知り合いなのですアピールや、
こんなイケてる高級外車乗ってますとか、
そうやって外見的な権威性で人を支配しようとする人って
腐るほどいるんですが、
そういう人は必ず何かの狙いがあるからこそやっている
と思ったほうがいいです。
例えば、
ブランドの服着てる人や高級車に乗ってる人、
すごい人と知り合いなんですアピールする人は、
まわりから「この人はお金持ちだ」「すごい人だ」という認知を得たいわけですよ。
そうすることで自分にメリットがあるのです。
この辺をある程度読めるようにならないと、
なかなか気持ちいい人間関係は築けないので、
とりあえず気をつけましょう。
まあそれは置いといて。
とりあえず事務所の会議室にて勉強会が開かれたんですが、
会議室に入ってパッと左側の方を見ると、
そこにはテーブルの上に大量に積まれた札束が!!
と思いきや、
100均で売ってる100万円の札束のメモ帳でした。
金額的には大体2億円くらいかな。
で、
その札束を見たときに、
ふと「年末ジャンボ宝くじ」のことが頭をよぎったわけですよ。
寒さで吐息が白くなる早朝から宝くじ販売店に行列を作って並ぶ人達に
インタビューとかしてるのを最近テレビのニュースで見た気がします。
中には諭吉をビラビラと見せつけながら、
「うん十万円分の宝くじをこれから買います!」アピールしてる人や、
わざわざ地方から宝くじを買うためだけに出てきてる
人もいました。
なかなか興味深いですね。
ということで、
見事確率約600万分の1(年数にすると2万年以上)
を乗り越えて、
年末ジャンボ宝くじ1等5億円に当たれば
金持ちになれるのか!?をつらつらと検証していきたいと思います。
1.進化欲求
さて、「宝くじにあたったらどうするか?」を妄想する時、
たいていの人はこんなことを考えます。
・車とか家とか今の自分の経済力では買えないものを買う
・仕事を辞めてセミリタイアする
・当たった金額÷これから生きる年数を計算し、
働かなくても一生生きていけるじゃんと錯覚する
で、ですね、
実際に年末ジャンボ宝くじ1等賞に当選したとしましょう。
手元に5億まるまる入ってきます(非課税なので)。
そうするとどうなるか。
自分のステージに見合わないおカネを手にすると、
そもそも進化欲求がなくなってしまうわけです。
まあようは怠け出します。
仕事辞めちゃったりします。
例えば仕事もっと頑張って成果だそうとか、
本読んで賢くなろうとか、
そういう努力がバカらしくなって、
「5億あるし今頑張らなくてもいいよね~」みたいな気持ちに
なる可能性が高いです。
これはかなり危険。
というのも、
人は基本的に変化することに対してのみ快感を感じるようにできてるから。
人が今よりも成長したいと思うのも、
現状の不満に直面し、
進化欲求が刺激されることによって脳内で快感物質が
放出されるからなんですが、
なまじ宝くじにあたって億単位のおカネを手にしてしまうと、
わざわざリスクを犯してまで進化するよりも、
「大金を手にした状態」を本能的に維持しようとするわけですね。
ここで主に2つ、大きな問題が発生します。
一つ目、
進化欲求が無くなることで脳から快感物質が出なくなるので、
見た目も中身もどんどん老け込んでいきます。
脳のシワも日に日に少なくなっていきます。
例えようのない孤独や不安に襲われるようになります。
文字通り頭がバカになっていきます。
二つ目、
本能的に「大金を手にした状態」を維持しようとするも、
同時に手にしたステージに見合わないおカネを使いたいという欲求も生まれるので、
散財してしまう。
「まだこれだけおカネ残ってるんだから、
ちょっとくらい使っても大丈夫でしょ」
みたいな感じで。
特に二つ目が大問題で、
守りに入った状態でおカネを使っちゃうわけですから、
宝くじに当たる前よりも、
当たって散財してる時のほうがステージは実は落ちている
という罠。
ぶっちゃけいくら大金を手にしようが、
それだけでステージが上がるわけではありません。
むしろ下手におカネを手にすると、
ステージは下がります。しかもカンタンに。
5億あたってもこれまで通り(もしくは以上)頑張れるのなら別ですが、
それが出来る人はやっぱり少ないわけで。
2.精神の安定
宝くじに当たったら精神の安定は手に入るのか?
ですが、
結論言うと、
→手に入りません。
いくら豪邸買おうが、高級車買おうが、
心の安定は絶対に手に入らないのが現実だったりします。
また5億という大金を手にすれば、
「もう一生おカネの不安からはおさらばできる!」
と思いがちですが、
これも嘘です。
なぜなら、
5億というおカネを手にした瞬間から、
今度は「失う恐怖」に怯え続けることになるからです。
この失う恐怖は、
金額が上がるにつれて増大するという性質を持っています。
特に、
自分の力で稼いだおカネではない場合、
「失う恐怖」は強烈に作用します。
仮に当たったおカネをなるべく減らさないように、
超絶節約とかしたとしても、
毎日失う恐怖を感じ続けることに変わりはありません。
これは行動経済学では常識ですが、
人は何かを得るより失うほうが圧倒的に苦痛なのです。
5億手にする喜びよりも、
5億失うほうがよほど辛いわけです。
宝くじに当たるというのは、
一生懸命自分の足で登っている登山者を尻目に、
ヘリコプターで一気に山頂まで運んでもらうレベルの
チート技だと僕は思ってます。
自分の力で登ったわけじゃないので、
頂上からの下り方もわからないわけです。
下山しようにも、
雪崩に巻き込まれたり、
遭難したりして、
無事に地上に戻ってこれるのは本当にひと握りの人だけ。
それに一度下山したら、
もう二度と頂上には登れません。
そもそも登り方を知らないわけですから。
ということで、
年末ジャンボ1等賞にあたったら金持ちになれるか?
ですが、
たぶん相当厳しい気がします。
まず当選する確率が限りなく低いし、
仮に当選したとしても、
基本的にラッキーで手にしたおカネを
使わずに全額貯めることは難しいし、
使えばその分無くなっていくし、
それに成長欲求もなくなるわけですから、
当然マネタイズ力も身につかないわけで、
自分でおカネを稼ぎ出すことも、そもそもできません。
当選金を使い果たした後に待っているのは、
・生活レベルがあがってコストがバカ高くなっちゃった自分
・当選する前よりもステージが下がってる自分
・当選する前よりも社会の中における相対価値が落ちている自分
・当選前よりも脳みそが退化してる自分
・・・ってこれ当選前よりも貧乏になってる可能性大ですね。
ガクブルです。
またおカネを極力使わないにしても、
常に失う恐怖に苛まれる。
まあこんなところでしょう。
これをまとめると、
↓ ↓ ↓
「宝くじは当たる前よりも、
当たった後のほうが不幸になる」
所詮今の自分のステージに見合わないおカネは
受け取らないほうがいいってことです。
ちなみに僕のお金持ちの定義は、
稼ぐ金額を自分でコントロールできる状態を指すので、
ただ現ナマが口座に入ってる状態は金持ちではありません。
それはただの数字であり紙です。
これは僕の個人的な考えですが、
もしお金持ちになりたいのなら、
おカネそのものを手にすることにプライオリティを置くべきではありません。
それよりも、
まずは自分自身におカネや時間を投資して、
やろうと思えばいつでもおカネを稼ぎ出せる自分
を目指したほうがよっぽど高い確率でお金持ちになれます。
てかそれしかない気がする。
賭ける対象を、
×宝くじ
○ →自分にする。
この世の中には、
おカネを稼ぐための原理みたいなものがあります。
(こう書くと若干いやらしいですが)
この辺の話はそもそも資本主義の仕組みから話さないと
いけないので今回は端折りますが、
とりあえずこの原理がわかれば、
いくらでも稼げるわけですから、
目先の現金なんてはっきりいってどうでもいいんです。
そこに固執するべきじゃない。
いや固執しないからこそ稼げるというべきかも。
ただし、
この原理を体で体得するためには、
長期的な目線で自分を進化させていくことが最低条件になってきます。
ちなみに時間やおカネを投下する先は、
トレードスキルとか、
自分のビジネスを作るとか、
本をいっぱい買うとか、
新しい体験をするとか、
映画を1000本くらい見てみるとか、
まあなんでもいいと思うのですが、
重要なのは、目先の札束ではなく、
常に長期的なメリットは何かを考えて行動するってことですかね。
→これ超重要です。
長期的な利益を取るために、
目先の銭を捨てることも当然あるわけです。
ということで
宝くじを買うくらいなら、
その分のおカネを全額自分につっこんでみるのもアリなんじゃないでしょうか 笑
ドカーンと。
(あ、自己責任でお願いします)
PS
なぜ宝くじに当選すると不幸になる人が多いのかと言えば、
宝くじに当たって金持ちになるぞ!と本気で
思ってる時点で相当リテラシーが低いってことですから、
何億という当選金を手にしたとしても、
そもそも論的にコントロールできる力がないからでしょうね。
PPS
年末の恒例行事として、
楽しむために宝くじを買うとかは全然いいと思います!
気分って大事ですし。
僕の主張はあくまでも、
「宝くじでお金持ちを目指すべきではない」ということなので。
PPPS
今回の内容はあくまでも僕の個人的な主観ですので、
「ああそういう見方もあるんだなー」くらいに留めて
もらえれば嬉しいです。
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