7月5日の雇用統計を機に、
また為替が大きく動きましたね。
ドル円は101円前半、
ユーロも1.28台まで下落。
まあまあ動いてていいんじゃないでしょうか。
とりあえずドル円は直近103円を目指す動き、
ユーロドルは、日足、週足ともにまあまあ強いサポートまで到達したので、
ここからの展開に注目ですね。
ユーロドルはいっそのこと日足、週足レベルのサポートをぶち抜いて、
下に吹っ飛んでくれたら面白いんですが。
まあでも希望観測的なバイアス持つのはあんまり良いことではないので、
その時の流れに身を任せたいと思います 笑
で、為替もまあまあ動いてていいっちゃいいんですが、
それよりも今面白くなってきたのがNYMEXの原油市場(WTI)ですね。
ついに1年2か月ぶりに100ドルのレジスタンスを突破し、
今昇り龍状態です。
かなり強烈なアップトレンドなので、
トレードもしやすいですね。
落ちてきたところを拾えば、
後は勝手に運んでくれますから。
これが原油先物の日足。
これが4時間足
100ドルのレジスタンス突破後、
レンジ形成からの第2波ですね。
まさに教科書通りの展開です。
この2回目のブレイクだけで、
pips換算だと260pipsくらいですね。
もうちょっと短い時間足で、
ちょこちょこ抜いていけば十分な利益を抜ける動きです。
改めて
楽な市場で戦う優位性を実感しますね。
ちなみに、
目先ターゲットは2012年5月につけた110ドルの高値ですね。
ここまでいくかどうかがポイントでしょう。
http://futures.tradingcharts.com/chart/CO/W
ちなみに原油のこの上昇、
トレーダーにとっては天国ですが、
トレードとか一切関係ない消費者と、国、電力会社にとってはかなりイタイです。
まず、
円安と原油高で輸入物価が上昇するので、
貿易赤字がこのままいけばまた拡大する可能性が高いです。
安倍政権にとっては頭がイタイ問題ですね。
次にガソリン価格の上昇。
そして、未だに原油価格連動の輸入液化天然ガスを使って火力発電を行っている電力会社も、
コスト増で苦しくなってきますね。
この状況下で電力会社がとる対策はおおまかに2つ。
①
まずは電気料金の値上げです。
原油価格の急激な上昇+液化天然ガスの輸入コスト増に伴い、
電気料金を上げて対応するやり方ですね。
②
次に、原発を至急再稼働するプランです。
今、柏崎刈羽原発を再稼働するかどうかで議論が行われていますが、
東電からすれば燃料のコスト増でカツカツな状態からはやく脱出したいわけで、
原発の再稼働を急ぐのも無理はありません。
アメリカのシェール革命で、
安価な液化天然ガスを輸入できる可能性が浮上してきたものの、
現実味を帯びるまでまだ時間がかかそうです。
とにかく、
原発の再稼働は本当に難しい決断だと思います。
単純に原発は善か悪かという二元論で片づけられる問題ではないと思っています。
今後の展開、要チェックですね。
ということで、
夏~秋にかけて、
FX、商品、株価指数などなど、
ガンガン動いてくれることに期待したいですね!
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