シュレッダーでバラバ​ラに裁断された世界

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こんにちは。

いきなりですが、
最近いただいたメールを2通ほど紹介させていただきます。

 

まず1通目。

———-ここから———-

久しぶりにメールします、Kと申します。

簡単に近況報告しますと、

去年の11月ごろにトレード手法というか、
環境認識を含めたトレードスタイルがほぼかたまり、

ささやかながら12、1、

2月と月間プラスを達成することができました。

 

みつしろさんに会うまでも自分なりのやり方で勝ってはいたのですが、
それはかつてのみつしろさんも経験されていた

「たまたま手法と相場が合致していた」

状況だったことに気づきました。

 

そして「環境認識ありき」で
トレードを考えるあなたのスタイルと、

自分の性格や今まで積み上げたものをミックスした
スタイルがようやくまとまってきたと思います。

 

あらためてですが、大切なことを教わり、ありがとうございました。

 

と、ここまではトレードの話ですが

いよいよ新講座が始まるのですね。

 

私の人生観というか
トレードにも通じるのですが

「何が正しいかよりも、何が楽しいのか」

これをモットーにしています

 

みつしろさんからのメルマガ
とにかくこれが最高に「楽しい」です。

 

自分もトレードだけでない、
「横断する力」を身につけるべきだと感じてますし

ただ、そのためにはまず
トレードだけでもある程度のレベルにならなければと、

取り組んできました。

 

ようやくその下地ができつつあるので、
新講座開設の時には、ぜひ参加を検討したいと思います。

ワクワクしますね~

 

今後の展開を楽しみにしてます!

———-ここまで———-

 

Kさん、メールありがとうございました。
今回いただいたメールの中で、「ワクワク」という
言葉が使われていますが、

今回のあたらしい講座では、
実際に人生に影響を与え、現実を変化させていくことができる内容なのはもちろん、

 

「ワクワクできるか」というところにものすごい
重点を置いてます。

とにかく楽しみながら学び、
力を付けている、そんな講座にしますので、
是非楽しみにしててくださいね。

一緒に横断する力をつけていきましょう。

 

さて続いて2通目です。

 

———-ここから———-

 こんばんは。
金狼で、お世話になっておりますTと申します。

 

金狼を申し込み、その後、家庭の事情もあり、
勉強できなかったので、先月の中旬から金狼、トレード戦略構築マスタークラス、
ブログを交互に見ながら、コツコツ学んでいます。

 

FXで勝てるようになっていない現在の私には、結構衝撃的な内容でした。
環境を変える、今を変えたいと思い金狼も学びはじめました。

今回の講座も大変興味があります。

楽しみにしてます。

 

ただ、まだFXで勝てない自分が、
次のステップを目指すのは中途半端な気もします。

———-ここまで———-

これは近々詳しく説明する予定ですが、
今回の講座は「トレードから様々なカテゴリーに繋げる」
ことに重きを置いているので、

 

「勝てている勝てていない」、は一旦置いといて、
その上で相場、トレードというものがどういう理屈で成り立っている
のか多少なりとも見えてきているのであれば、

参加しても中途半端になるということはないですし、

相場以外のカテゴリーを学ぶことで、
逆に相場に対する理解がより深まることもあります。
(このロジックも近々説明します)

ただし、
やはりご自身で今最も優先すべきことは何なのかを
考えてみることが非常に大事ではないかと思います。

ようやくこれからトレード、相場を学習していく
のであれば、やはり一定期間はそこに集中して縦の軸
を掘っていくべきだと個人的には感じますね。

 

ある程度縦の軸ができて、
相場、トレードというものがぼや~っとでも見えるよう
になってきたら、

次の段階として、
そこにいろいろと繋げていくことを考えればいいんじゃないかなーと。

まああまり焦りすぎても疲れてしまいますからね。

 

さて、

先日のメルマガで、

 

これからの時代が求めるのは、

 

一つのカテゴリーに固執するのではなく、

そのスキルや考え方を一本の軸として、
いろいろなジャンルを繋げ、横断
していく生き方ができる人である。

 

ということを書きました。

 

で、今回はですね、

あまり詳しく書けていなかったwhy? なぜそうなのか?の部分を
いろいろな角度から、

僕の個人的な視点も交えてお伝えしようと思いますので、

 

リラックスして、
コーヒーか紅茶か緑茶にチャイ、
お好みのドリンクでも飲みながら読んでみてくださいね。

 

◆断絶と硬直化と衰退と

まず、

1950年過ぎからの高度経済成長期以降、
時代は細分化、専門化の道を突き進んできました。

 

例えば各大学は、

経済、経営、文学、医学、工学、法学など、
学部をどんどん細かく分けて、

いわゆる一つのカテゴリーにおける専門家を育成
するための機関として大学は機能していました。

 

弁護士や公認会計士という専門家が社会的地位を持ち、
資格さえ取れれば後は一生食っていけるみたいなイメージも
世間にはありましたよね(今ではもうあまりないですが)。

 

そしてあらゆる学問というものも、

経済学、経営学、物理学、生物学、熱力学、金融工学、生物学、心理学など、
まるで紙をシュレッダーにかけるかのように、

細かく裁断されてきたのです。

 

またいろいろな会社を見てみても、
家電業界、コンサル業界、医療業界、証券業界、商社みたいに
細かく分かれているのがアタリマエでした。

 

もちろん細分化したことによって、
一つのジャンルを突き詰めることが可能となり、
それによって学問や科学が進化したり、経済が成長してきたのは事実です。

 

でも、

その弊害として、
いろいろと起こる問題に対して一つの側面からしかアプローチ
できなくなってしまったのです。

 

例えば極端な話、

体に悪いものが見つかって、
切除しなければいけなくなって病院に行ったとします。

 

外科医は体にメスを入れ、
物理的に悪いものをとってはくれますが、

でも病気になったことによって弱ってしまった心までは
外科医は治療できないので、

今度は心療内科の受診を勧められます。

 

こんな風に細かくバラバラにされてしまったカテゴリーでは、
「総合的な問題解決」というものが構造的にできません。

 

これまではそれで大丈夫だったけど、
グローバル化によってあらゆる問題を世界レベルで考えなければいけない今、

「一方向」からのアプローチではもう今の時代まったく通用しません。

 

「多方向」、つまりいろいろなジャンルを移動しながら、
様々な視点から問題と向き合い、解決しなければいけません。

 

例えば日本の典型的な会社を考えてみましょう。

 

営業、経理、テレアポ、人事、商品開発、など、
様々な部署に細かく分かれています。

 

このような状況で何かトラブルが起きると、
さあ大変です。

 

営業「おい商品全然売れねーぞ!企画開発のやつら
何やってんだよ!もっと売れるもの作れよ!」

 

企画開発「こっちは最高の商品作ってんだよ売れねーのは
営業の売り方が悪いんだよ!」

 

経理「なんか営業と企画開発が揉めてるけど、
私は経理の人間だから知~らないっと♪」

 

このように部署が細かく分けられていると、

 

結局自分の部署のことしかわからない、知らない人がほとんどで、
部署同士の意思疎通も取れず、

ボテルネックが解消されないまま会社の成長を妨げていたり、
大手の企業なら硬直化を生んでいたりするのです。

 

昔だったらこれでも対応できたのですが、
グローバル化で環境の変化がめちゃめちゃ早い今、

その都度対応するフットワークの軽さは発揮できず、

 

家庭内別居ならぬ、
「会社内別居」と言えるような状態です。

 

今苦しんでいる家電業界を見てみても、

やはりそれぞれの部署が断絶されていて、
有機的な繋がりがまったくないので、

会社全体としてカテゴリーを超えることができずに、
いつまでも「家電」というカテゴリーの中で勝負せざるを得ず、

衰退の一途を辿っているのが現状です。

 

こういう状況の中で、
企業が求める人材像というのも変わってきているのが実情です。

 

一つのカテゴリーに精通しているのはアタリマエで、

それに加えて、

 

例えば企画や商品開発、販促、仕組み構築などひと通りできて、
さらにそれらを一つの流れの中で有機的に繋げることができる人、

 

こういう人に今高い値段がついているのです。

 

そんな感じでこれまでの時代は、
カテゴリーの細分化と硬直化&固定化が進んできたわけですが、

 

でも、その構造自体がもう限界に達しています。

 


◆物事の縁と縁を知る

さて、1万円札のシンボルでもある福沢諭吉がこんなことを言っています

 

「彼(か)の物知りと云(い)ふ人物は、
物を知るのみにして物と物との縁を知らず、

一に限りたる物事を知るのみにしてその物事の此と彼
と互いに関わり合ひあるの道理を知らざる者なり。

学問の要はただ物事の互いに関わり合ふ縁を知るに在るのみ。
此物事の縁を知らざれば学問は何の役にも立たぬものなり」

 

要するに、ただの物知りというのは、

単独の知識を保持してはいるけど、それぞれの縁(有機的な
繋がり)を知らない人であり、

 

その縁がわかれなければ、
知識というのは実際の生活では何の役にも立ちませんよ。

 

だから物事がお互いにどのように関わり合い、
繋がっているのかを知ることが大事ですよ。

 

そしてそれができて始めて実際の生活に直接役立つ知識と知恵
が手に入るのですよ~

 

現代語にするとこんな感じなのですが、

 

つまるところ福沢諭吉自身も、
一つの枠に閉じこもるのではなく、

「カテゴリーを超えろ」と言っているのです(笑

 

これからは、

細分化されたカテゴリーの縁と縁、

 

つまり繋がりを見つけ、

新しく買った電化製品の配線を繋げるように、
線同士を結びながら自分で新しく再構築し、

そしてそこから価値を見い出す。

 

そういう生き方がこれからの時代の先端であり、
逆に一つのカテゴリーの中に留まることは、自ら淘汰を選ぶということなのです。

 

これは自分でビジネスをやる場合も、

会社で働く場合も

トレードをやっていく場合も、

 

全部同時にやっていく場合も同様の在り方が求められています。

 

ビジネスで言えば、
インターネットの普及でもう今や
コンテンツの価値はほとんどゼロに近づいています。

 

最近では例えばamazonのキンドルで、
99円や100円の電子書籍なんかいっぱいあるし、

無料で読める本や漫画もいっぱいあります。
(ブラックジャックによろしくは全巻無料)

 

トレードの教材にしても、
そこそこのクオリティものが大量に出回っていたり、

無料ブログの情報の質もかなり上がってきてるので、

 

ただ単に「勝ち組トレーダーが手法を解説してまとめました」
的なものでは(内容が良かったとしても)コモディティ化してしまいます。

 

また会社で働く場合も、

一つのカテゴリーの一つの分野しか知らない人は
需要がどんどん減っているので、転職市場で値段がつきにくくなってきています。

 

だって専門家はいくらでもいるわけですから。

 

金融市場も、
先日書いたようにすでに成熟期を過ぎ、
長い目で見れば「縮小段階」に入ってきています。

 

そんな今だからこそ求められているのは、

あらゆるカテゴリーを横断し、
そこから新たな視点、価値を生み出せる「全体指向型人間」なのです。

 

ただし問題は、

これまで何度も書いてきたことではありますが、
日本の教育制度自体がこれからくる時代に一切適応できていないことです。

日本の大学も、
リベラルアーツなどの全体性を育むプログラムが増えてきたものの
正直クオリティは世界基準でみればまだまだだし、

未だにほとんどの大学は専門の学部を選ぶ形式をとっています。

 

どうすればカテゴリーを超えることができるのか?

そのための思考の広げ方、繋がりの見つけ方、
新しい視点を作り出す方法を教える場所が存在しないのが現状です

社会に出た後も、
基本的には非常に限られた世界の中で生きることになります。

 

だからこそ、

そういうことを学び、
より楽しく充実した人生を送れるようになるための「場」が
今だからこそ必要だと僕は強く感じています。

 

さて、

先ほどカテゴリー同士の縁と縁を見つけると書きましたが、

 

縁を見つけるためには、

フックを引っ掛けるためには「引っ掛ける先」が必要なように、

そもそも結びつけるための軸というものが必要になってきます。

 

つるっつるじゃ何も引っ掛かりませんよね。

 

で、その軸となるのが、
僕がこれまで2年間教えてきた「トレード」というカテゴリーなのです。

 

「最強トレーダー育成プロジェクト」をはじめ、

ブログやメルマガで、これまで様々な視点でトレード、相場
というものを解説してきました。

 

これまで僕が配信してきたコンテンツなどを消化してきた場合、
それこそかなりの知識とスキルが身についているはずです。

 

また読者さんからもらうメールには、
毎日2~3時間以上の貴重な時間を相場の学習に当てているという
報告を何人もの方からいただいていたりしてますし、

また成果報告などもこれまでに数えきれないほど頂いていますし、

 

これまで相場の学習におカネと時間を突っ込んできたことは、
今勝ててるか勝ててないか関係なく、ものすごく大きな意味があります。

 

そして、ここからようやく次の階段を登る時です。

 

相場、トレードという軸を起点として、思考の枠を広げながら、
また相場とそれ以外の分野の縁と縁を見つけながら、

 

カテゴリーを超えるのです。

 

ちなみにトレードで今勝てていなくても関係ないと書いたのは、

仮に今トレードで行き詰まっていたとしても、
歩むべき道が見えなかったとしても、

 

実践を繰り返しながら、

少しずつ思考の自由度を上げ、
カテゴリー同士の繋がりを広げていくことで、

必ずより高いステージの景色が見えるようになり、

 

そうすればトレードという枠組みにおいても自ずと
自分が歩むべきルートが見えるようになるものなのです。

 

僕自身、

以前より見える世界が広がったことで、
昔とは相場の見え方もまったく違うものになりました。

 

当時の僕は、
カテゴリーを超えることが出来ていませんでした。

相場をただ相場という「単独の枠組み」の中で見ていたのです。

 

相場以外の世界との繋がりも知りませんでした。

 

そのせいで、
どこか漠然とした不安を感じていたのです。

 

自分がやっていることはなぜうまく行ってるんだろう?

今は上手くいってるけど、これが今後も続くのかなー

 

まるで足元だけ光が照らされているだけで、
周囲は真っ暗なように、当時の僕には見えていなかったのです。

 

でも今は違います。

 

僕には相場を支配している原理が観えています。

 

なぜトレンドが出るのか

なぜスパイクが発生するのか

なぜ値動きは毎回行き過ぎた後平均回帰するのか

なぜ騙しが発生するのか

 

これらの現象を原理レベルで把握しています。

 

その理由として、

相場を軸として、様々なカテゴリーとの縁を見つけ、
繋げ、思考の次元を上げきたことで、

あらゆる物事の奥底にある共通の原理が見えるようになってきたからなのです。

 

共通する原理が見えるというのは例えると、

2つか3つ、ビルが通りを隔てて建ってるとします。

 

で、一つのビルから別のビルへ移動するためには、
一度建物を出て、道路を渡ってまた入り口から入りますよね。

 

そう考えると、
それぞれが繋がっているって感じはあまりしないのですが、

 

じゃあ仮にビル同士が地下道みたいなので繋がっていれば、
自由自在に3つのビルを移動できますよね。

 

地上から見たら一見バラバラに建っているビルも、

根っこでは地下道で通じあっている。

 

また一つの源泉から流れでた水が、
小川となって幾多に流れていきますが、

その小川というのは一見別々のものだけど、

元を辿れば同じところに行き着く。

 

そんなイメージですかね。

 

また思考の次元を上げるというのは例えば・・

 

イギリスに、
造園をそのまま迷路にしたロングリートという巨大迷路があります

 

地上(同じ次元)にいては決して出口までのルートは見えませんが、
上空から見下ろせば、どこをどう通れば出口に辿り着けるのかが
わかります。

 

これと同じように、

 

望む未来があって、

そしてそこにたどり着くために歩むべきルートが
見えるようになるということと同じことなのです。

 

そんな最高に自由で楽しい世界に一緒に行ければいいなーと
思っています。

 

なんだか面白そうだと思いませんか?

では!

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