こんにちは、みつしろです。
これはトレードだけでなく、どんな世界でもそうなんですが、「暦」と「実力」は比例するようで案外そうでもありません。トレード暦が長い人でも、まったく勝てないどころか、逆に余計な知識をいっぱい蓄えてしまっているので、なかなか人のアドバイスに耳を傾けられなかったり、上手くいってないやり方を捨てられなかったりします。
実際ボクが、トレード暦がめちゃめちゃ長い(5年〜10年とか)けど勝ててない人にアドバイスしてきた中で、何度もそういう場面に遭遇しました。
「このままだと上達しないので、まずはボクがお伝えする方法を1ヶ月実践してみてください」
「はい、わかりました」
1週間後。
「練習のほうどうですか?」
「ちょっとやってみたんですが・・・やっぱりうまくいかないですね・・・」
「(そんな1週間くらいでうまくいくわけないんだけどな・・)えと、じゃちょっと見せてもらえます?」
で、実際に見てみると、
最初伝えた練習とはまったく違うことやってたりします(笑
これは、明らかにこれまで学んできた知識や概念が邪魔していて、勝手にオリジナルや自己流に走ってしまうのです。
「頭でっかち」というやつです。
もし、「勝てない」という現状を打破して、本当にレベルアップしたかったら、これまで学んできたやり方ではそもそも上手くいってないわけですから、それは一旦全て捨てて、まったく違うアプローチに切り替える素直さと大胆さがとてつもなく大切です。
とはいっても、今回の記事ではさすがにゼロからのステップをすべて解説できないので、何をやっても上達している気がしないとか、あまりにもいろいろ学びすぎて何を優先していいかわからなくなっていたり、今のピンチから抜け出すために、何を最優先すればいいのかがわからない・・・
そんな人のために、この3つを徹底的にやれば、ひとまず「離陸」まではもっていける極意をお伝えします。一度離陸さえしちゃえば、一気に全体を見渡せる高い視座が手に入ります。そうすれば、今の自分に何が必要で、何が不要なのか?まずはどこを目指して進んでいけばいいのか?自分の現在地はどの辺か?これがかなりわかってくるので、練習効率が飛躍的にアップし、上達スピードも格段に早くなっていきます。
ということでさっそく本題に入っていきましょう。
目次
1.FXで大逆転するコツ①エネルギーを分散ではなく一点集中する
テクニカルや手法をどれだけ学んでも、どれだけフォレックステスターで検証してもFXで勝てない場合、多くのことに手を出しすぎてエネルギーが分散してしまい、コップの水が、結果が出るところまで貯まりきらない場合がほとんどです。では、向かい風を一気に追い風に転換するためにはどうすればいいのかというと、最もできない(悪い)部分か、もしくは一番得意な部分、どちらかに“全エネルギーを注ぎこむ”のです。
さっきも書いたように、そもそもエネルギーが分散してしまうと「いろいろ頑張ってやってはいるんだけど、まったく結果に結びつかない」という一番味わいたくない苦痛を味わうはめになります。
例えば、
- トレードもしっかり練習しよう。
- 健康になるために毎日ジムに通おう。
- 仕事も頑張ろう。
- 家族サービスをいっぱいしよう。
など、あっちこっちににエネルギーを注いでしまうと、100あるエネルギーが20、30、10、・・・みたいに小さく分断されて振り分けられるため、何かしらのブレイクスルーを起こすためのエネルギーが「蓄積」されるまで時間がかかってしまうのです。ましては向かい風にさらされているなら、エネルギーを分散させている場合ではありません。
トレードだけでなく、何か突き抜けるためには、一定期間、自分が持っているエネルギーを1点に集め、凝縮させ、元気玉のように思いっきりぶつける必要があるのです。
その元気玉をどこにぶつけるのかというと、それが、
・最も悪い部分
もしくは、
・最もできている(得意)部分
です。
「なんでその2つなの?」と疑問に思われたかもしれませんが、答えは簡単です。最もできていない、基準が低いところを引き上げることができれば、全体の基準が底上げされます。逆に、最もできている箇所をさらに引っ張り上げることができれば、それでも同じく全体の基準が上がり、次のステージに進むための足がかりにすることができるわけです。
2.FXで大逆転するコツ②細かいことは無視する
「一番低いところと高いところ、どちらかにエネルギーを注ぐのは理解できたけど、でも、チャーとパターンを覚えたり、テクニカルを学んだり、やることがいっぱいある場合はどうすれば?」と思った方もいるかもしれません。実は、ここがかなり重要なポイントで、どん詰まりのところから一気に流れを変えていくためには、完璧主義から抜け出して、細かい部分は全て一旦横に置いておくことです。
ここで「あぁ、でも、あれもやらないと、これもやらないと・・・」と意識とエネルギーが分散すると、前述のように同じところをずーっと蛇のようにグルグルまわるはめになってしまいます。
だから、
- 一番悪いところをどう改善するか
- 一番よいところをどうやってさらに引き上げるか
この2どちらかに100%特化するのです。特に「離陸」するまでは。
例えば、エントリータイミングはそれなりに取れてきた。利食いもまぁ上手くはないけど最低限できる。得意なチャートパターンもなんとくぼんやりと見えてきた。でも、損切りだけはどうしても苦手!いつも失敗するパターンも、損切りで下手こいた時なんです!というケースでは、利食い、チャートパターン、エントリーはとにかく一旦置いておきます。そして、ただひたすら損切りの練習を繰り返し、精度を上げていく、つまり最低ラインを引き上げるのです。
そしてこれは不思議なことなのですが、損切りの最低ラインの基準があがり、精度が増してくると、驚くべきことに、損切だけでなく、損切り以外のスキルもレベルアップしているのです!
ここまでの話は、いかに「最も悪い部分」にエネルギーを注ぐか?という話でしたが、続いては、「一番うまくいってる部分」の場合はどうでしょうか?これはもうなんとなく想像がつくと思いますが、例えば、「他はいまいちだけど、エントリータイミングはうまくなってきた気がする」と思ったら、とにかくエントリーの精度を高めることだけに特化して練習します。
フォレックステスターでもなんでもいいので、エントリータイミングを捉えていくところだけ何度も繰り返し練習するのです。そうすると、例えば損切りが多少下手でも、これもまた不思議と利益が積み上がってきたり、トレードの成績自体が安定してきたりします。そしてこれまで苦手でしょうがなかった損切りが、少しできるようになってきたり・・・なんてもことも起こります。
ちなみに、ここまではあくまでも「トレードという系の中」での最低ラインと最高ラインの話をしてきたわけですが、トレードが一向に上達しない理由って、実はトレード以外の部分に原因があることも多々あるのです。ここも見落としがちですが、ちょーーーー大事なポイントです(笑 だって、トレードがうまくいかない原因がまさかまったく別のところにあるなんて普通思わないですから。
「え?FXなんだから、勝てない原因ってトレード自体に何か問題があるからじゃないんですか?」
と思いがちですが、実は原因を突き詰めていくと、トレードとは一見まったく関係ないように思えるところに勝てない原因が潜んでいたりします。これは一体どういうことなのでしょうか?
2-1.夫婦関係がよくなかったコヤマさんの体験談
これまでボクはのべ数千人以上の人にトレードを教えてきましたが、本当にたくさんの人を見てきて、勝てない人に共通する「法則」を見つけてきました。
この法則には何種類かあるのですが、今日はその中でも特に「既婚」の人に当てはまる共通点をお伝えしましょう。なんと、ボクがこれまで見てきた既婚トレーダーで、「夫婦関係」がうまくいっていない人ほどトレードも勝てない傾向になることがわかったのです。また、中には結婚した途端勝てなくなった人もいました(笑
ボクが一時期トレードを教えてもらっていた小山さんという人も、結婚した途端に急に勝てなくなってしまったのですが、一体なんでこんな不思議な現象が起こるのでしょうか?
カラクリはこうです。
夫婦関係がうまくいってなかったり、あまりにも奥さんや家族を放置プレイしている人は、奥さんからいわゆる「無意識の復讐」というのを受けるのです。
これは何かというと、夫がトレードの練習ばっかりやって家庭を放置していたり、奥さんに一切気を向けていないような状況が続き、奥さんのエネルギーが下がってくると、その下がった分を無意識のうちに夫から取るようになるのです。ど
うやって取るのか?これは様々ですが、例えば、「よし、これからトレードの練習をやるぞ!」と気合をいれた瞬間、急に奥さんが泣き始めるとか、呼びかけても無視したりとか、とにかくこちらの「気を引く」ようなことをしてくるのです。
これは明らかに「SOS」のサインです。奥さんがエネルギーを取りにくると、本来トレードの練習に必要なエネルギーが足りなくなってしまい、ポカをしたり、集中力が下がったり、いっつも奥さんや家族のことが気になって、結局家庭もトレードも両方どん詰まりになっていくわけです。
ちなみにこれは何も既婚者に限定した話ではなく、独身でも、例えば人間関係で同じようにエネルギーを莫大に取られていたり、何かに異様に固執したり、気にしていたりすると、そっちにエネルギーが流れていってしまい、本来トレードのブレイクスルーに必要なエネルギー量が貯まりません。
ちなみにさっき出てきた小山さんも、結婚したものの、トレーダーとしての小山さんの立場や状況を理解し、応援してくれる奥さんではなく、ただただ構ってほしいエネルギーバンパイアだったため、小山さんは気付かぬうちにエネルギーをゴッソリ持ってかれ、トレードで使う分のエネルギーが残っていなかったわけです。
そして案の定、いつもの独身時代の切れ味が出せず負け続けます。「あれ、どうしたんだろ?」その不安でさらにIQが低下し、感情的になってエネルギーが漏れ、勝てなくなる、そんな負のスパイラルに小山さんは陥っていました。
2-2.勝てなくなってしまったコヤマさんが取った行動とは?
最終的に、小山さんが選んだ選択は「離婚」でした(笑 「えー!トレードで勝てなくなったからって離婚しちゃうの!?」と思われたかもしれませんね。まぁ、ボクもそう思いました(笑 小山さんの場合はかなり極端な事例なので、真似はしなくていいのですが、とりあえずはエネルギーが分散してしまう構造が理解できればOKです。
で、小山さんは離婚したら、なんとまた勝てるようになったそうです。奥さんに取られていたエネルギーが戻ってきたためですね。
昔の日本でも、家庭を守り、時には夫のケツを叩いてでも応援する奥さんが理想とされていましたが、大事なのは、お互いに向き合ってエネルギーを奪い合うのではなく、同じ方向を向いて、同じ目的を共有して、「応援しあう関係性」を作ることなのです。そうすれば、男は思う存分目の前のことにエネルギーを一点集中できるようになるので、驚異的な能力を発揮しはじめるのです。
だから、トレードも上達するし、仕事も圧倒的に捗るようになります。
このように、夫婦関係(家族関係)ってトレードの上達に直結してくる部分なのですが、もしそこが今一番上手くいってないのなら、トレードの練習云々の前に、まずは奥さんや家族を味方につけ、関係性を最低ラインまで引き上げることが大切です。
一見遠回りに思えるかもしれませんが、家族関係や夫婦関係が改善されると、一気にエネルギーが上がって、結果的に一番スピーディーに成功できるようになります。
3.FXで大逆転するコツ③シャンパンタワー理論
このように、細々と一つ一つの問題に個別に対処していくのではなく、最低ラインを引き上げるか、最高ラインをさらに引き上げるか、とにかくどっちかにエネルギーを一点集中させることで、全体の基準が引き上げることが壁を突破し、次のステージに進む上でのポイントになるわけですが、このアプローチを別名「ボトルネック」とも言います。
すべての流れをせき止める大元の詰まりにターゲットを定め、そこが流れると、シャンパンタワーのように上から下にどんどんシャンパンが滴り落ちて、全体が潤っていくわけですが、これがボクが勝手に名付けた「シャンパンタワー理論」です。
トレードで勝てるようになりたかったら、いろいろなことに手を出すのではなく、今最も詰まっている部分を見つけ、そこにすべてのエネルギーをぶつけてみてください。
もし、失敗や負けの大半が損切りが原因が起きているのなら、とにかく損切りだけを徹底的に練習するのです。そうすると、シャンパンがたくさんの空のグラスに注がれていくように、エントリータイミングや利食いなど、他のスキルの基準も上がっていくという不思議な現象が起きます。これをとにかく繰り返していくことで、トレードスキルは確実にレベルアップしていくし、
「振り返ってみたら利益が積み上がっていた」という嬉しいシチュエーションを体験する機会がどんどん増えていくので、ぜひ実践してみてください!
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