「アナと雪の女王」からニュースやらテレビの本質を考察してみる

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※この記事では映画のネタバレ的な内容を多少含みますので、
 これから見るから内容は教えないで~って場合はスルーしてください
 
 
こんばんは。
 
 
今日は映画館でディズニーの最新作、
「アナと雪の女王」を観てきました。
 
 
20時40分のレイトショーで観てきたので、
席はかなりガラガラでしたね~
 
観客一杯で満席の映画館も雰囲気的にいいっちゃいいんですが、
やっぱり人が少ないほうがのんびり鑑賞できる気がします。
 
 
ポップコーンをポリポリ食べながら、
コーラ片手に映画鑑賞。
 
これ、最高です。
 
 
 
まあそれは置いといて、
とりあえず映画全体の感想としては、
 
普通に楽しめました。
 
 
途中感極まってちょっとウルッときたりして、
「あー年々涙腺脆くなってるなー」と映画見ながら思ってましたw
 
 
 
で、
 
今回はこれまでのディズニー映画とはちょっとテイストが違ってて
まず主人公的立ち位置の姉妹、アナ(妹)とエルサ(姉)の
アナのほうのキャラが、
 
なんというかアメリカの連続ドラマに出てくるようなお茶目なキャラというか、
ん~なんていったらいいんでしょう、
 
 
ディズニーの「いかにも」っぽい雰囲気ではなく、
ちょっと砕けた今どきの女の子、現代っ子的な感じっていったらいいのかな、
 
そういう設定になってたのでなんか
新鮮に感じました。
 
 
それと、
所々ミュージカルみたいに登場人物達が歌いながら
物語が進行していきます。
 
「サウンドオブミュージック」みたいな感じですかね。
 
 
 
とはいっても、
ストーリーの構成はまさにディズニーの鉄板という感じで、
 
 
・ハンディキャップの克服
・困難からの蘇生
 
 
この2つをストーリーの中心に持ってきてましたね。
 
 
この2つはまさにディズニーの十八番で、
ディズニーのこれまでのアニメーションのほとんどが
この型で作られたりしてます。
 
 
 
例えば、
 
 
「リトル・マーメイド」
 
 
ご存知の通り、
主人公のアリエルは人魚なので、
そもそも人間のように足がありません。
 
これがこの映画の中でのハンディキャップです。
 
アリエルはこのハンディキャップを背負いながらも、
エリック王に恋をし、困難を克服していくのです。
 
 
 
 
次に「ダンボ」。
 
 
ダンボのハンディキャップはその大きな耳。
最初はその大きな耳を馬鹿にさられたりからかわれたりするんですが、
 
でもその後、
サーカスでその大きな耳で空を飛び、
打って変わって皆の人気者になり、
 
ハンディキャップを強みに変えることで困難を克服するという
ストーリーだったりします。
 
 
 
僕が今回見た「アナと雪の女王」も同じで、
 
アナはわけあって長年ずーーっと姉のエルサから拒絶され
続けてきました。
 
 
そんなエルサも、
小さいころから凍らせたり、雪を降らせたりできる
魔法の力を持っていたのですが、
 
その力のせいで、
アナを傷つけてしまい、
 
 
その魔法の力が彼女自身のトラウマになっていたのです。
 
 
 
このように、
二人共ハンディキャップを背負った状態で物語がスタートするわけですね。
 
 
要は、
ディズニーの映画というのは、
ほぼ必ず「マイナス」からスタートするのです。
 
 
そして、
最後にはハンディキャップを克服し、
マイナスがプラスに転化されて物語が終わります。
 
 
 
この振り幅が大きければ大きいほど、
それが「感動」という形で観客に伝わります。
 
実際同じ回を観賞していた中学生か高校生くらいの女の子が
ラストで感動して泣いてました。
 
 
ラストでは、
長年拒絶され続けてきたアナはエルサの本当の愛を
手に入れ、
 
また生まれ持った魔法の力を嫌い、
周りからモンスターだと罵られ、忌み嫌われていたエルサは、
 
最後にはその魔法の力を人の幸せのために使えるようになります。
 
 
つまり映画の最初と最後で、
物語の中における彼女の魔法の力自体の定義解釈が
180度変わったわけです。
 
 
 
 
・・・・で
 
 
これは結局どういうことかというと、
 
映画というのは、人が人生の中で心を動かされる出来事だけを抽出し、
それ以外の無駄な部分はそぎ落として抽出した部分”だけ”に
スポットライトを当て、最大限演出するものだということです。
 
 
・運命の人との出会い
・人生最大の試練とその克服
・敵にやられそうになるけど最後は倒す
 
人は、
基本的に悪ではなく善、
醜いものではなく美しいものに心を動かされる傾向を持っているものです。
 
 
だから、
映画や物語では、
何気ない平凡な日常や人生の地味な部分はほとんど切り落とし、
 
人生の素晴らしい刺激ある側面だけを抽象化し、
全面に打ち出すのです。
 
 
ちなみに僕は否定的に書いてるわけでは一切なくて、
「そういうものだ」ということを共有したいだけです念のため。
 
 
 
映画大好きですしね。
 
 
 
 
 
 
さて、ここからが僕が本当に言いたいことだったりするわけですが
(前振りが長い!というツッコミは無しでお願いしますm(_ _)m)
 
 
僕らが普段何気なく見ている国際政治経済のニュースにも同じ作用
働いてたりします。
 
つまり、
ニュースを伝える側というのは、
 
 
いわゆる一般大衆が「聞きたい情報」だけを恣意的に選び、
それ以外の部分を(仮に重要だったとしても)
 
削り落として発信しているということです。
 
 
いわゆるマスコミというものは、
真実を伝えるのが仕事ではなく、
 
大衆が聞きたいこと、喜ぶものを発信する性質を持っているわけですね。
 
 
これは普通のテレビ番組でも同じことが言えて、
 
そもそもなぜ「テレビばっかり見てるとバカになる」と言われる
のかと言うと、
 
 
テレビ番組自体が、
 
視聴者が面白いと思うもの、
興味関心を持つもの、
誰かに話したいと思うもの、
喜ぶもの、
 
”だけ”を抽出し、
それ以外の部分はすべて削り落としているからです。
 
 
それが正しいのか、重要なのかという基準よりも、
「視聴者が面白いと思う」ことのほうが大事なのです。
 
 
そして「面白い」部分以外はすべて削ぎ落としているので、
そこに考える余地はなく、「ダイエットには納豆がいい!」
みたいな断定的なメッセージになります。
 
こうなると、
自分の頭で思考するという部分をすっ飛ばし、
ただただ断定的なメッセージが垂れ流し状態で入ってくることになるので、
 
 
自分の頭で思考できないいわゆる「バカ」が量産されていきます。
 
 
 
もちろんニュースを見るのは重要ですし、
そこから拾えるものもたくさんあるのですが、
 
大事なのは、
それを鵜呑みにしてそこで思考をストップさせるのではなく、
 
 
子供のように常に「なぜそうなの?」という疑問を持ち続けることだと

思うのです。

これこそが頭一つ抜けるために必要な「天邪鬼マインド」「逆張り思考」です。

 まんまトレードで必要な思考法と一緒だったりします。

 

 

ウクライナの問題にしても、
消費税の問題にしても、
 
ニュースで取り上げているのは本当に極一部の情報で、
それだけでは全体像を把握するにはまったくもって足りません。
 
 
氷山の海面から出てるわずかな部分だけに
スポットライトを当てているに過ぎません。
 
 
だから、
普段からアンテナを貼って、
 
「これってどういうこと?」
「なんでそうなるの?」
「それは誰が言ったこと?」
「じゃこの後はどうなるの?」
 
 
という疑問を持ちつつ、
情報の深堀りを是非してみてもらいたいなーと思っています。
 
 
これをやるだけで、
ぶっちゃけ日本人の上位10%とかには余裕で入れます。
(ほとんどの人はそこまで考えてマセンから)
 
 
相場と国際経済、金融の関係性もより理解できるようになっていきます。
 
 
視野も広がるし、
この世界がどのように動いているのかも見えてきます。
 
 
何度もいいますが、
 
「へ~そうなんだ~」で終わったら人は思考停止し、
もうそれ以上は考えないのです。
 
 
でも一般大衆とはまた違う立ち位置、視点から世界を見るためには、
そこで止まってはいけません。
 
 
ということで、常に疑問を持って、
さらに一歩深堀りしていく習慣をつけていきましょう!
 
 
 
PS.
 
本当はいくつかチャートの紹介と、
FRBの量的緩和継続について、またフォワードガイダンスから
失業率を外した件について書こうと思ったんですが、
 

長くなってしまったのでそれは次回にでも。

 

PPS.

アナと雪の女王の主題歌、Let It Go ですが、

英語バージョン、日本語バージョン(松たか子さん)と、さらに25ヶ国バージョン

があるのですが、この多言語バージョンがかなり気に入りました。

 

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