昔話しを少々~中編~

この記事は3分で読めます

 

 

こんばんは。

 

 

みつしろです。

 

 

今日は、昔話しを少々~前編~  の続きを書いていきます。

 

 

前回は、リーマンショックが収束し始めてから、収益率が
落ちていき、

 

 

あるとんでもない事実に気づいた。その事実とは!?

 

 

というところまで書きましたね。

 

 

当時、2007年でしょうか。僕が2社目の運用会社で利益を
上げ始めることができるようになった時期というのは、

 

 

①原油バブル
②金バブル
③株価指数の長期トレンド転換期

 

 

ちょうどこの3つのおいしい大相場が重なっていた時期だった
わけです(ここで僕が言う”事実”が何かわかった方、よく勉強
されてますね)。

 

 

原油、金、株価指数、すべて非常にボラティリティ(変動幅)
が高い相場が続いていました。

 

 

そんな幸運に恵まれ、さらに当時僕がメインで使っていた逆張り
手法がボラの高い相場環境に見事にはまり、

 

 

面白いように稼げました。

 

 

実は昔けっこう無茶な売買もやったりしてました。

 

 

当時の原油や金は、強烈なアップトレンド相場でしたから、仮に
ちょっと下げても、最終的に上昇してくる動きというのが非常に
多かったんですね。

 

 

なので、買いでエントリーして逆行されたら、与えられた枠一杯
までナンピンして、耐えて最後に利食いという、一番やっては
いけないトレードをバンバンやってました 笑

 

 

後は、トレンドに向かう逆張りですね。ボラが非常に高いので、
押し目や戻しも大きいんですよ。

 

 

だからトレンドに逆行してエントリーしても、さっと利益を抜く
ことができたわけです。

 

 

今思い返すと恐ろしいですね・・・

 

 

で、すでに文中に、僕が気づいた”驚愕の事実”を書いてしまって
いるわけですが、

 

 

気づいてましたか?

 

 

正解は、これです。

 

 

①相場のボラが高く、明確なトレンドが出ていた

②たまたま自分の手法が当てはまっていた

 

 

僕が順調に勝てていた理由は、まさにこの2つだったのです。

 

 

いつも言っていることですが、ただ単純に相場環境に
助けられていただけ。

 

 

手法がすごいとか、自分の実力が神がかってるとか、そんな
ことじゃなかったんです。

 

 

楽な環境で勝負していたから、楽に勝てていた。

 

 

たったこれだけ。

 

 

そして、当時の僕は、そのことに気づいてなかった。

 

 

いや、頭ではわかっていたけど、その事実と向き
会いたくなかったというのが本音です。その事実と向きあ
わねればいけなくなった時、すごい恐怖を感じたわけです。

 

 

ボラが高いこと、自分の手法が相場環境に合致している
から勝てていることを薄々理解はしていたけど、

 

 

自分の実力のおかげでもあると思い込みたい自尊心が
正直当時はまさってました。

 

 

そして、リーマンショックが収束し、原油、金バブルが終わった
後、低ボラティリティと方向性のない揉みあい相場で苦しみ、

 

 

収益が上がらなくなっていったと。ようやくその事実に向きあわ
なければいけない時が来てしまったのです。

 

 

トレンドに向かう逆張り手法も、ボラが低ければ機能しません。

 

 

じわじわと逆行され、とことん引かされます。

 

 

トレードとは、いかに相場環境を味方にできるかというゲーム
です。いかに環境の優位性を探し出し、いかすかが大事です。

 

 

その事実に気づけるかどうか。自分がなぜ利益を上げているか
を理解できるかどうか。

 

 

ここが、トレードで長く勝ち続けていくための最大のコツです。

 

 

この経験から得た教訓は、

 

 



①手法ではなく、まずは相場環境が先にくる

②相場環境に適した手法で戦う

 

 

まさにトレードで初めて勝てるようになった時に理解できた
ことが、当時、油断と慢心によって意識から薄れてしまって
ました。

 

 

この2つを本質から理解できれば、非常に安定して勝てる
ようになれます。

 

 

ラインや、インディケータなどは、この相場環境を正しく
認識するための道具に過ぎません。

 

 

最高の釣竿だけでは魚は釣れませんが、

 

 



魚がたくさんいる場所にいけば、並の釣竿でも楽に釣れ

ます。

 

 

トレードで利益を上げるというのは、実はこんなにシンプル
なことだったんです。

 

 

さて、次回は、リーマンショック後に収益が落ち、崖っぷち
に立たされた僕がどのように復活していったのか、

 

 

乞うご期待

 

 

みつしろ

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